ハンガリーの首都１３区に、初めての自閉症の人のためのモデル住宅および知識センターが開所されました。
ハイム・パール国立小児研究所の所長、アニコー・ナジは、この住宅の完成を重要な専門的な節目と呼び、知識センターとモデル住宅は自閉症の人たちのニーズに合わせて特別に建設されたと述べました。
アニコーは、この住宅が家族にとって理想的な空間で日常生活のサポートを提供する機会を与え、会議室は親のコーチングやトレーニングコースに使用されると語りました。
「自閉症のための共同基金」の会長、シルヴィア・シジャールトー・ナジは自閉症スペクトラム障害を持つ人たちの日常生活をより快適にすることを目指していると述べました。
その成果が、数年間の資金集めの後、２０２２年春にオープンした「自閉症ハウス」と、今回の新しいモデル住宅および知識センターです。
現在、ハンガリーでは１５家族に１家族が自閉症の影響を受けており、多くの人たちが、買い物、医療検査、コミュニティ活動などの日常生活の状況で、自閉症の家族メンバーのサポートと特別なニーズに毎日対応しているとシリヴィアは強調しました。
自閉症ハウスの自閉症診断および治療センターの主任療法士、イシュトヴァーン・セレチキは、この取り組みの目的は、子どもたちのニーズに基づいて、理想的な環境を作り出す方法を示すことであり、それによって不安や緊張を軽減し、子どもと親の両方が快適に感じられるようにすることだと述べています。
自閉症ハウスに応募した家族は、１週間過ごすことができます。
自閉症の人に配慮したアクセシビリティの家で、家族は日常の状況で、自閉症の子どもが日用品をどのように使うか、またその子が物の使い方をどのように学ぶかを体験できます。
さらに、専門家が特定の行動や状況に対処する方法について指導やアドバイスを含め、複合的な診断および療育サービスの提供も行います。
自閉症ハウスはオープン以来、１４００件以上の応募があり、約９００人の子どもたちが薬物治療、診断検査、親へのカウンセリング、家族および教育療法を含むケアを受けました。
現在も、７０人の子どもたちが複合物理療法を受けており、これまでに約３００時間のグループおよび個別の療育に参加しています。
（出典・画像：ハンガリーHUNGARY today）
寒い季節になってから、うちの子は施設に行くまでの時間、窓辺に座って日向ぼっこをすることが多くなりました。
なので、うちの子には窓と日当たりが重要です。
（チャーリー）
