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ビデオ親子指導で発達障害の症状を改善

time 2016/10/26

この記事は約 4 分で読めます。

ビデオ親子指導で発達障害の症状を改善

母親と父親が「スーパー・ピアレンツ」になることができれば、発達障害の子どもによい影響を与えることが、長い期間の研究でわかりました。
そうなるためには、両親は自分たちが子どもと一緒に遊んでいるところのビデオを見ます。
それを一緒に見る療法士が、コミュニケーションをよくするための正しいヒントを教えます。

「その効果には驚きました。」

息子のフランクに大きな改善が見られた、ルイザ・ハリソンはそう言います。

The Lancet で発表された研究論文では、この結果はものすごく喜ばしいものだと述べられています。

研究では、重度の発達障害の子どもたちに焦点が当てられました。

親と話すこともできない子どもたちです。

ルイザの息子のフランクには、街灯のランプを療法に使いました。

「息子は、道にある街灯のランプを見ることがとても大好きです。
なので、秋は私たちにとってうれしい季節です。

何年か前ですが、言葉はないもののやりとりができました。今思えば、それは会話だったと思います。

「ママ、ママ、みて、みんな違うかたち」

そんなことを伝えていたのだと思います。うれしくて泣きそうになりました。」

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研究者たちの考えは簡単です。

母親と父親が子どもたちへ行う、まわりとのやりとりの教え方を改善しようとするものです。

言語療法士であるキャサリン・アルドレッド博士は、これは親たちを批判するものでは決してないと言います。

「私たちは、親と子どもとのやり取りを理解し、それをスーパーなレベルにまで引き上げます。

こういった子どもたちには、十分であること以上が求められます。

それは、もう別次元のレベルです。」

 

別次元のレベルに至るのはとても難しいことです。

親たちは子どもたちと一緒に撮影されます。子どもが座ったり、ひとりあそびをしているところです。

その発達障害の子どもが、親と一緒に遊ぼうと微妙な動きを見せたその一瞬を、母親も父親も見逃してしまっているところが映っていました。

コミュニケーションの専門家が、その両親にこういった瞬間を見逃さないように教えます。

小さな一歩ですが、これでついには、子どもが話すようにまでなりました。

 

ルイザが言います。

「見逃していることに気づけるのです。

大事なのは待つことです。息子のフランクがコミュニケーションをするために必要な時間を十分にあげるのです。

そして、質問をするよりも語りかけるのです。

質問は、答えなければならないので、プレッシャーになるからです。

だんだんスキルアップしていくのがわかります。

子どもたちが成長するにつれて、子どもたちを見ていくと。」

 

子どもが3歳頃に発達障害と診断をされた152の家族が試験的なプログラムに参加しました。

通常は、歳を重ねるにつれて、症状は難しいものとなっていきます。

この療法を受けた家族の約半分の子どもについては、最初から難しい症状ででした。
6年後には難しい症状となっている割合は63%にまで増えると予測されていました。

しかし、まるで逆になりました。

最初から難しい症状の子の家族は55%でしたが、46%にまで減りました。

 

マンチェスター大学のジョナサン・グリーン教授は、この結果は「異常」なくらい素晴らしいと言います。

「これは、治療ではありません。

子どもたちが、ある意味において改善を見せても、発達障害の症状は残っています。

しかし、このようにして親が子供とやりとりを行うことが、永続的な症状の改善につながると考えられます。」

 

100人に一人は発達障害だといわれます。しかし、薬による治療はありません。

インチキな療法に向かってしまう家族もいます。

 

発達障害者向け基金団体のサイエンスディレクターのジェームス・キューザック博士が言います。

「親たちは、発達障害と闘うとよく言います。

しかし、助けになる情報やサポートが少なくて、結局投げ出してしまいます。

特別な力を持つという、家族をくいものにする人たちのインチキな話の犠牲者になる家族が、あまりに多いです。

この研究結果は、子どもたちへの早期支援を求める数千を超えるたくさんの家族たちに、確かな科学的な根拠に基いて、役に立つものです。」

 

英国王立大学の小児科のマックス・デイビー博士もこう言います。

「家族たちに、とても明るいメッセージとなるものです。」

(出典・画像:英BBC

 

たくさんやりとりをするだけでなく、見逃さないこと。

待つこと、質問より語りかけること。

と挙げられていました。

私もふだんの接し方で、この辺りを注意しようと思いました。

科学的な研究結果によるものということで、複数のメディアにこの話が採り上げられています。

インチキな話への注意喚起はこちらにもありました。

米FDAも警告。代替医療に要注意

 

(チャーリー)

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