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自閉症の成年は博物館の仕事で成長し、大好きなモノも見つけた

time 2024/01/25

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

自閉症の成年は博物館の仕事で成長し、大好きなモノも見つけた

デクラン・ハンドリー=バーンは、米ストロング国立プレイ博物館で受付係として1年以上働いています。
この間に多くのことを学び、とくにピンボールに対する情熱を深めました。

「この列にあるピンボール台は時系列に並べてあります。
このマシンはアンティークで、もう製造されていません。
アタリ製だと思います」

そう、笑顔で話します。

「もしできるなら、自宅にピンボール台を置きたいのですが、スペースがないんです」

受付係として、デクランは博物館内のスペース、とくにピンボール展示エリアの清掃や管理を担当しています。
単純な仕事のように見えるかもしれませんが、デクランにとってこの仕事は自分のすべてを意味するものです。

「自閉症と診断されたのは高校生のときで、それまでは注意欠陥障害(ADD)か何かだと思っていました」

米国疾病予防管理センター(CDC)によると、4人に1人は何らかの障害を持っています。
米国立医学図書館によると、障害を持つ男性の28パーセントが精神的な問題に苦しんでいます。

雇用されたことは幸運でした。
うつ病や不安症を抱えていたデクランは、準備ができていないと感じていました。

デクランは、自閉症を持つ人々が社会的スキルや金銭管理、職業倫理を磨くための「セルフプログラム」を通じて博物館での仕事を始めました。

「目を見てはっきりと話す訓練を受けました。
当時は難しかったです。
しかし今ではそれがほとんど自然になりました」

しかし、デクランが仕事で大当たりを手にしたと思わせるのは、その他の知識でした。

「セルフプログラムを始めるまで、自分がピンボールが好きだとは思いもしませんでした。
そういうことも私に教えてくれました」

ゲームは彼の精神的健康に役立っています。
ピンボール台について、笑いながらこう説明します。

「ピンボール台には一般的なルールがあります。
映画を題材にしたピンボール台は、その映画が良い場合には、ピンボール台はだいたい良くありません」
しかし、『ロード・オブ・ザ・リング』のピンボール台は、例外でした」

「ピンボールは本当に、気分を晴らすのに役立ちます。
ストレス解消になります」

(出典・画像:米SPECTRUM NEWS1

ゲームなどを展示している米国立博物館でのお仕事なんですね。

ちょっとうらやましいかも。

大好きなモノといつも一緒に、ますますご活躍されてください。

発達障害の子のためのニューヨーク交通博物館の放課後プログラム

(チャーリー)


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