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自閉症の子の母が運営。自閉症の子たちが集う鉄道模型クラブ

time 2024/03/12

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

自閉症の子の母が運営。自閉症の子たちが集う鉄道模型クラブ

鉄道模型クラブが、自閉症の若者たちが趣味に参加できる安全な機会となっています。

1970年代後半に設立されて以来、ノースダウン・鉄道模型協会は、鉄道模型ファンを歓迎してきました。
ノースダウン・鉄道模型協会の責任者であるエレン・ディクソンによれば、クラブのメンバーは8歳から90歳までの幅広い年齢層です。

そして、このクラブは、自閉症スペクトラムの若いメンバーのために、2週に1回特別なイベントを開催しています。
ノースダウン・鉄道模型協会の展示マネージャーも務めるディクソンは、鉄道模型という趣味は、誰もが楽しめるものであるべきだと言います。

昨年の鉄道模型展で、ディクソンは、自閉症の子どもたちがこの趣味にますます興味を持ち始めているのを目にしました。

「昨年のショーで、私と夫は自閉症の若者たちが鉄道模型にとても興味を持ち、情熱を示しているのを目にしました。
この趣味に興味を持つ神経多様性の子どもたちを支援する必要があると感じました。

ショーで何人かの子どもたちに声をかけると、協会に入ってくれました」

新型コロナウイルスのロックダウン中に鉄道模型という趣味に関わるようになったディクソンは、クラブが新しいメンバー全員が歓迎されるようにするために取り組んだと言います。

「ここにいて、趣味を楽しみ、電車を走らせ、仲間と一緒にいる。
それは、私たちが注力し、実現するためにいくつかのことを行う必要があることでした。
そのおかげで、今では2週に1回集まる素晴らしい小さな拠点になりました」

クラブはさまざまな鉄道模型のレイアウトを誇っており、多くの子どもたちが自宅から電車を持ち寄り、線路上で走らせています。

11歳のジョン・ジョーにとって、鉄道に関するすべてに対する情熱は、クラブのレイアウトを巡る機関車の各種類を説明する姿から明らかです。
ジョンは、クラブが同じ趣味を持つ人たちに出会う素晴らしい方法であり、クラブを通じて多くの友だちを作ったと語りました。

「すべては鉄道模型ショーで始まりました。
次の月曜日に来るように招待されてから、もう、はまりました。
蒸気だけでなく、電気やディーゼルなど、語ることができるたくさんの機関車があります」

ジョンは、自分がOOスケールで所有しているフライング・スコッツマンとマラードがお気に入りの蒸気機関車だと言いました。

「また、OOスケールで所有しているE2クラスの機関車もあります。
これは、機関車トーマスになった機関車です」

ジョンは所有する鉄道模型の数を尋ねられたと、数えきれないと答えました。

14歳のチャーリーは、鉄道ファンを公言しています。
飛行機から鉄道まで、基本的には車輪がついているものなら何にでも興味があると言います。

チャーリーはクラブを本当に楽しく、自分と同じく鉄道を愛する素晴らしい人々と過ごすことが大好きだといいます。

「ここで目にするモノ、音、すべてが私の鉄道への愛に応えてくれます」
みんな、鉄道ファンになったほうがいいいです。
ここにいる人たちは本当に素晴らしく、新しい鉄道ファンが来ることは本当に素晴らしいです」

ディクソンは、すべての子どもが「自分の属する集団を見つける必要がある」、「コミュニティ内で共通の興味を見つけること」がとても有益だと考えています。

「自閉症の子を持つ母親として私が見て思うことは、この鉄道の趣味が、知識を渇望する人々、その詳細度、情報の収集と再現性に合っているということです。
関車の異なるタイプ、ジャンル、車輪の配置などを理解できること。
また、その典型的な正確さが、二元的思考や詳細への注目と同様に、とても合っているとも思います。
神経多様性の人には、これらすべての要素の組み合わせが趣味に引き込む理由だと思います」

ディクソンは、2週間に1回のイベントが人気になったことにおどろき、それがこのようなクラブや組織の需要が実際にあることを示しているといいます。

「多くの自閉症の子を持つ親が、ここが安全な場所であることを知ってから、積極的に参加しようとしています」

(出典・画像:英BBC

基本的に、メカメカしいものは私も大好きです。

大好きなものがあって、それで仲間と集える。

親たちにとっても、すばらしい場なんでしょう。

ここで楽しむ人たちが、ますます増える様子が目に浮かびます。

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(チャーリー)


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