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発達障害の子と父が自宅学習と芸術で変わる

time 2017/10/11

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発達障害の子と父が自宅学習と芸術で変わる

発達障害のウィル・ハザードは、芸術の分野で活躍しています。
多くの人に受け入れられ、授賞もし、海外へもたびたび出かけます。
ウィルの才能は、通常の学校に通うことを辞めてから解放されました。
「学校に戻れば、絵は大嫌いになります。」
16歳のウィルは家族の農場で、絵を学んでいます。
遠隔教育システムを利用して、学校の教育を受けています。
この教育方法にすることによって両親も助かり、ウィルにとって安全で、有望な未来に喜びを感じることができるようになりました。
3人の家族、みんなが一緒に今学んでいます。
父親のイアンはウィルの絵に対する情熱を知りました。
そして、自分も発達障害であることが最近わかりました。
ウィルは、10年ほど前に発達障害と診断をされました。
イアンと妻のケリーは、ショックを受けたと言います。
息子のウィルは学校では多くの困難をかかえました。
「2つの通常学校に通ってみましたが、いろいろな原因でいじめられました。
ウィルは本当に辛い状況でした。
発達障害と診断をされたことで、これらの理由がわかりました。
あわせた教育を受けることができるようになるので、それは喜ぶべきものだったかもしれません。」
ウィルは、ダッボ遠隔教育学校に入り、自宅で学ぶことができるようになりました。
父親のイアンによれば、家畜や野生の動物たちが、ウィルが学ぶことの助けになっているといいます。
「ウォンバットやカンガルーがまわりにいます。
静かな環境がウィルの教育によい影響を与えています。」
ここでは、自宅で安全に遠隔システムを通じて学校の先生の支援を受けながら、そして母親を師匠として芸術、特に絵が大好きになっていきました。
今やウィルは、アートショーで収入を得て、たくさんの授賞もしています。

ウィルが、農場で生まれたのを見た青い舌のトカゲを基にしたデザインが、オーストラリアのニューサウスウェールズ州政府が行う音楽祭のTシャツとパンフレットで使われることが決まりました。
そして、近くには初めて個展も行われる予定です。
この自宅、農場での学習では、数学、英語、歴史、地理、芸術、そして発達、体育を行います。
多くは、創造的な考える学習です。
そして、外に出て動物たちの近くで学んでいます。
「息子は外にでると、にわとりを抱き、ひつじの背中に手を置いて、落ち着きます。
そして再び、学び始めます。
教えるのに必要なものは、何でも使えます。ここでは自由にできます。
これが息子にはよいようです。」

家族全員が、ウィルの教育に関わっています。
母親は、夫も含めてたくさんの時間を使っていると言います。
「週末や夜でも、私たちには時間はありません。
すべて、ウィルのために使っています。
特に、大好きな絵に。
私たちも全てを捧げます。」

息子のウィルが発達障害と診断をされると、父親は発達障害について多くのことを学びました。
そして、私もそうかもしれないと考えるようになりました。
父親のイアンは、50歳で発達障害と診断をされました。
これまでに、自分は人と違っていると感じてきたので、これで説明がつくと思ったと言います。
「私にとって、大きな救いとなりました。
私にはこんな理由があったんだと。」
イアンは公務員でした。
とてもサポートをしてくれる上司がいましたが、それがとてもつらかったと語ります。
「発達障害という診断が、私がもう少し周りの世界に合うように助けてくれます。
息子と同じです。」
イアンは、アマチュアの写真家ですが、自分を芸術家として考えたことはありませんでした。
しかし、息子のウィルの教育と芸術の実践に付き合うことで、イアンも今は絵を描くようになりました。
芸術、そして遠隔教育が、ウィルの新しい世界を開きました。
ウィルは、他の発達障害の人も同じような体験ができると語ります。
「自分ができることはあまりないと思うかもしれません。
私も、何もできないだろうと思っていました。
しかし、数年前から私は人生で素晴らしいものを得ることが出来るようになりました。」
ウィルの両親は、ウィルが授賞式典に出るために混雑した展覧会などに連れて行くことによって、周りに慣れることができるようになってきたと言います。これも芸術のおかげです。
「息子のウィルは本当に難しい、辛い状況にありました。
しかし、芸術のおかげで変わってきたのです。」
そう父親のイアンは語ります。
また、ウィルは話をすることが簡単ではないため、芸術が自分を伝える手段になったとも言います。
ウィルはこう言います。
「私は創作活動を通じて、多くの人たちを幸せにしたいと思っています。」
(出典・画像:豪abc

一緒に絵を描くようなったお父さん。
息子さんもきっとうれしいはずです。
親子で、一緒に何かできると何でもうれしいですよね。
不登校を選び発達障害の子が家庭学習で成長

(チャーリー)


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