ジェームス・ワイアは、発達障害の青年です。
来月に２１歳の誕生日を迎えます。
ジェームスは発達障害であるために、まわりとうまくやっていくことや友だちを作ることがうまくできません。
家族も悩み、悲しんでいます。
姉の２３歳のルーシーは、ジェームスがいつも寂しがっていると言います。
誕生日には、笑顔になってほしいと願っています。
ルーシーは、Facebookに投稿しました。
ジェームスの誕生日に、みんなからカードやメッセージを贈っていただけないかと。
「弟のジェームスです。今度の誕生日で２１歳になります。
ジェームスは発達障害です。
そのため、友だちを作ったりまわりとやりとりすることが簡単ではありません。
そのために、社会で生活をしていくことに不安をかかえています。
他の人とうまくコミュニケーションができないと感じています。
悲しくなってしまいますが、ジェームスには友だちがいません。
本当に悲しいです。
私はジェームスの誕生日に向けて思いつきました。
親切なあなたに、この投稿をシェアして頂きたいのです。
ジェームスの誕生日におめでとうのメッセージやカードを贈って頂けないでしょうか。
少しでも頂ければ、弟のジェームスは絶対に喜びます！
誕生日には、弟を喜ばせたいのです。
大きな笑顔になってほしいんです。
どうかシェアをよろしくお願いします。」
（姉の結婚式に並ぶジェームス）
ジェームスは、タイタニック、恐竜、宇宙が大好きです。
しかし、発達障害や学力の問題から、天文学を追求していくのは難しい、と通っている教育機関から告げられたことに大きく悲しくなることも最近ありました。
姉のルーシーはこう言います。
「弟のジェームスに友だちがいないという状況を変えたいのです。
なので、Facebookに投稿しました。
ガールフレンドもできてほしい！
今は友だちがいなくて、弟は孤独なんです。
とても悲しくなります。
今、ジェームスはずっとどきどきしていますが、
あと少し経てば、笑顔を見ることができるはずです。
地元の新聞にも採り上げて頂けたんですから。」
（出典・画像：英ManchesterEveningNews）
きょうだいって、ここまでの行動をしてくれなくても、やっぱり思ってくれてることは多いと思います。
親であっても、そんなきょうだいに感謝する瞬間がよくあります。
発達障害とそうでない兄妹のそれぞれの心配
（チャーリー）
