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発達障害の息子の絵が今、世界を惹きつける

time 2017/11/09

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発達障害の息子の絵が今、世界を惹きつける

ジミー・レーガンは、カーペットが汚れることなど気にせずに、キャンパスに夢中になります。
イーゼルから落ちた、アクリル絵具が下に飛び散っているのがその証明です。

ジミーは、16歳で絵を描き始めました。
アーティストは何年もかけて自分のスタイルを作っていくものですが、ジミーには最初からユニークな視点がありました。

24歳の芸術家、ジミーが描く、輝く景色や牧場の動物、そして肖像画は世界中のギャラリーやコレクターの目を惹いています。

ジミーの描く、カラフルなブロックが組み合わさった顔は、歪んでいたり、違う角度からの描写が混ざっていますが、ジミーにはそう見えているのです。

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「ジミーにとって、見ることは複雑なのです。」

そう母親でありプロデューサーのペグが語ります。

ジミーは2歳の頃に発達障害と診断をされました。
ほとんど話すことはありません。絶えず見守る必要もあります。
ですが、素晴らしいアーティストです。

ジミーは自分のスタジオで、本能に委ねて絵を描きます。

「どうして絵を描くようになったのかはわかりません。
発達障害であることが理由なのか、とにかく自由に描きます。」

ジミーの絵は、母親のペグがネットで公開してから注目を浴びるようになりました。
それ以来、ベルリン、ミラノ、シカゴで国際的なアート展覧会に展示されています。

最近はジミーの絵の一つが、ネットのイベントで受賞しました。
これからは、ロサンゼルスのアートショーでも展示が予定されています。

米西海岸のギャラリーでは、ジミーの作品が1万ドル(約110万円)で販売されています。

ジミーは言葉を口にするときもありますが、会話にはなりません。
代わりに、これまでに見た映画のシーンの一部をまねてコミュニケーションをとろうとします。
くまのプーさん、ハリーポッター、古い西部劇やディズニーの映画です。

「息子は見て理解することができるのですが、言葉にすることができないのです。」

妹のケリーもこう言います。

「ジミーは話すことができません。
なので、ジミーの絵を見て、感じることは、ジミーを知ることなのです。
ジミーがどう考えて、何を伝えたいのか。」

そして、ブライトンユナイテッド神学校で行われるジミーの絵の展覧会のタイトルにはこうつけられました。

「ジミーとの会話」

この展覧会では、75のジミーの作品が展示されています。

この展覧会を行ったこの神学校の芸術学部の教授、シンディ・ジョンソンはジミーの作品は精神性の高いものだといいます。

「ジミーの作品は、本物の表現には言葉がいらないことを気づかせてくれます。
その美しさで、心が休まるのです。」

母親のクリスティンは、ジミーの絵に豊かな色彩の美しさ以上のもの、希望を見ています。

「私は、息子がどんなふうに感じて、物事を見ているのかを把握しようとしている探偵のようです。
私は、こうした絵を見て、感覚が異なる人たちの認識は、私の認識とは違うことを知ります。」

クリスティンは、ジミーの筆使いを印刷した布生地で、ジミーの好きなネクタイと自分のためにスカーフを作りました。

「イベントに身に着けていくと、多くの人たちから、それが欲しいと言われました」

ジミーの印象的な筆の動きをパターンにした生地による、スカーフやネクタイ、ハンドバックやメモカードなども今は販売しています。

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ジミーはほとんど毎日、絵を描いています。
アートで学位をもつジェフ・アンダーソンは毎週、ジミーに会います。

「あらゆるものを、かたちに仕上げる技術がどんどん素晴らしくなってきています。
私から、こうしなさいと言ったりするようなことは全くありません。
ジミーの絵の中に魂を見ます。
それはどこから来るのかわかりません。」

ジェフは、自分が先生なのではなく、ジミーが先生なのだと言います。

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「私は、ジミーを見ることで、助けられてきたのです。
私は自分の作品について、批判や分析をしすぎてしまいます。

ジミーはそんなことをしません。
そして、素晴らしい作品になっているのです。

それはアーティストとして、私をもっと解放的にしてくれることなのです。」

ジェフは、ジミーが持つ才能を大きく評価しています。

「世界がジミーを知るはずです。」

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これまでにジミーは、絵による収益で非営利団体に何千ドルもの募金をしてきました。
ジミーは、障害のある子どもたちを支援する非営利団体や、地元の慈善団体に寄付を行ってきました。

ジミーはアートの世界では、きちんと学んできたわけではないので「アウトサイダー」アーティストと呼ばれます。

オークションハウス、クリスティーズの副社長でありアウトサイダーアートの専門家である、キャラ・ジマーマンはジミーの絵をまだ評価していません。
障害であるということは、重要なことではないと言います。

「アウトサイダーのアーティストたちは、最初の頃は評価を得ることができなく苦しみます。

アーティストの人としてのストーリーがすごいものであっても、それはそれなのです。
作品でしか、評価を得ることはできません。

ゴッホもアウトサイダー・アーティストでした。
ゴッホが評価を得るようになったのは、ゴッホが精神病だったからではありません。

作品の「ひまわり」で評価を得たのです。」

ジミーがすることは、作品をつくることだけです。
気分がよくない時には、何もしません。

ジミーの家族たちは、ジミーには24時間のサポートが一生必要だと考えています。
ジミーの母親は、ジミーの作品の売上がそれを支えてくれることを望んでいますが、保証されたものではないとわかっています。

「ジミーにも、誰にもわかりません。
多くの人たちが、ジミーの可能性を期待してくれていますが、明日どうなるかはわからないのです。」

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今のところは、ジミーは喜んで作品づくりに取り組むことができています。
そして、家族もジミーの作品を誇りに思っています。
そして、たくさんの人から評価されていることに感謝をしています。

「私がジミーに希望していることを質問されると、ジミーに限らず他の子どもたちにも同じように希望していることを答えます。
自分の好きなことを見つけて、取り組んでほしい。
今、ジミーがしていることです。」

(出典・画像:米StarTribune

自分の好きなことを見つけて、取り組んで欲しい。

私も本当にそう思います。

まずは好きなことを一つ見つけて、できたら、もっと見つけて。

(チャーリー)

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