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スポーツカー好きな発達障害の少年がポルシェのお店で夢を叶える

time 2018/01/08

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

スポーツカー好きな発達障害の少年がポルシェのお店で夢を叶える

8歳のヘクター・ゼナジには困難がつきまといます。
4歳のときに発達障害と診断をされています。人とコミュニケーションすることがうまくできません。
無口で、不安になる時間も多くあります。
しかし、スポーツカーを見ると変わります。話すようになります。
ヘクターはスポーツカーが大好きです。
外観、エンジンの音、そして車体の仕様についても。
支援団体とスポーツカーを扱うカーディーラーのおかげで、すばらしい時間を過ごすことができました。
ヘクターの両親エンマとブラッドは、レベッカ基金の「クリスマスの親切プレゼント」にお願いをしていました。
このキャンペーンは21歳で2010年に脳の病気で亡くなったレベッカの両親が始めた活動です。
ヘクターがスポーツカーが大好きなこと、そして近くにあるポルシェのショールームが大好きなことにあわせて実現されたのです。
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母親の35歳のエマはこう言います。
「多くの子どもたちは、公園や遊園地に遊びに行きたがると思いますが、息子のヘクターにとって一番楽しい時間はガレージにある車を見ているときです。
モータースポーツと自動車は、息子にとって大きな助けとなっています。
眠るときにも、お話はしません。
一緒になって車の本を見ています。
幼いときから、車種や車のメーカーをすぐに憶えていました。
そして大好きでした。
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息子のヘクターはとてもおとなしい子どもです。
そして、日常生活では困難なことがたくさんあります。
そんなときには、車に乗るとうまくできることがあります。
息子はすごいんです。
しかし、息子は自分の思っていることをうまく伝えることができません。
そのために、とても不安になったり悲しくなっていることがあります。
しかし、ポルシェのお店に人たちは、事前に息子のことを知っておいてくれて、素晴らしい準備もしてくださっていました。」
ポルシェ販売店のスティーブ・テイラーはヘクターとみんなで1時間ほど楽しんだと言います。
また、実際にポルシェ911に乗ることができただけでなく、ポルシェの車を購入したときにもらえるプレゼントも贈られました。
「たくさんの笑顔を見ることができました。ヘクターは親指を立てて喜んでくれていました。
楽しんでもらえて安心しました。
ヘクターがここに来てくれたのは素敵な時間でした。」
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母親のエマはこう言います。
「息子は親の私たちと話すことはできますが、お店などでは話すことはありません。
お隣のお家の人や親戚とも話すことはありません。
しかし、ポルシェのお店ではみんなと触れ合うことができました。
それも、事前にポルシェのお店の人たちが息子のことを知っておいてくれたおかげです。
息子を受け入れてくれて、忍耐づよく対応をしてくださって、
ヘクターはとても喜んでいました。私は感動しました。
みなさんに本当に感謝しています。」
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(出典・画像:英GazetteLive
いいですね、ポルシェ。
私も行ってみたい、乗ってみたいです。うらやましい。
大好きなあこがれの車を間近に体験できて、間違いなく忘れることのない時間ができましたね。
発達障害の方も楽しんで!北米自動車ショー

(チャーリー)

 


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