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発達障害の少女が始めた「愛するにわとり」プログラムが広まる

time 2018/02/04

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

発達障害の少女が始めた「愛するにわとり」プログラムが広まる

オーストラリア、クイーンズランド州の少女と「にわとり」との絆が話題になっています。
発達障害の11歳のサマー・ファレルはペットにしているにわとりが自分の気持ちをわかってくれ、自分を愛してくれ、自分ときちんと向き合ってくれることを感じました。
そして、1年前から「愛するにわとり」プログラムを始めました。 c4c7
サマーのこの取り組みで、2018年にオーストラリア・デー・ヤング市民賞を受賞しました。
そして今、サマーのこの取り組みが進展し、学校、高齢者介護施設、そして他の家庭にまで、にわとりが利用されるようになっています。
「愛するにわとり」プログラムは、サマーが実感したにわとりの素晴らしさで、他の人たちも助けたいと始めたものです。
サマーはこう言います。
「私はにわとりが大好きです。
にわとりは私を幸せにしてくれました。
私を変な目でみたりすることもありません、きちんとつきあってくれるのです。
なのでみんなにも、にわとりを愛して、大切にしてもらおうと始めました。」

サマーのこの取り組みは、市議会議員のステファン・バーネットに認められたことで、広がりました。
サマーの母親はこう言います。
「私が、サマーのFacebookのページをステファンに見せました。
すると、笑顔でこれはほんとうにすばらしいと言ってくれました。
そして、ステファン議員は、動物療法に取り組んでいる人たち、CLSにも話すと言っていました。」
CLSとのミーティング後、サマーのこの「愛するにわとり」は広く行う価値があると認められ、にわとりによる療育プログラムの開発が始められました。
サマーは自分でにわとりを必要な人たちのところへ連れていきたいという気持ちがありました。
そのためには車が必要でしたが、
クラウドファンディングで資金を募ると、3週間で目標金額の2600ドルが集まり、車と必要な機器も購入することができました。

サマーだけでなく、二人の発達障害の子をもつ母親は、にわとりで家族の距離も縮まったことを感じています。
「発達障害の子と共通の関心事項を見つけるのは簡単ではありません。
しかし、「愛するにわとり」プロジェクトで今、私たちは一緒に取り組んでいます。」

オーストラリア、クイーンズランド州の自閉症協会によれば、6歳から12歳までの子どもたちの160人のうち一人が自閉症スペクトラム障害です。
それは、脳性麻痺、糖尿病、難聴、失明、白血病よりも多い割合です。

「愛するにわとり」プロジェクトを始めた、サマーは発達障害を障害だとは思っていません。
むしろ、すてきな能力を与えてくれた贈り物だと言います。
サマーはこう言います。
「発達障害は、私の能力です。可能性です。
私はすばらしいものだと思っています。
他の人たちとは違うところから、考えることができるからです。」
(出典:豪brisbane times)(画像:Chickens to Love

動物がよい。たびたび記事に紹介されています。
ハムスターでもよいという記事もありました。
そして、今回はにわとり。
犬やネコは無理でも、小動物なら飼えることができるかもしれません。
けれど、にわとりとなると小学校の頃に学校で飼っていたのを思い出すと、鳴いて走り回っていたので
犬やネコよりも飼うのは簡単ではなさそうな気がします。。
発達障害の子の介助を手伝ってくれるインコ

(チャーリー)

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