発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害の子は体を動かすことに問題をかかえていることも多い

time 2018/08/22

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

発達障害の子は体を動かすことに問題をかかえていることも多い

自閉症スペクトラム障害の研究は多くされていますが、米ノーステキサス大学(UNT)保健科学センターの研究チームは、それが体のコントロールにどのような影響を与えているのかを研究しています。
自閉症スペクトラム障害の人の多くが、なぜ体の動きにも問題をかかえているのかを調べているのです。
UNT保健科学センターの人間行動評価研究所の研究では、カメラが埋め込まれている視線を追跡するメガネ、体の動きを捉えることができるマーカーを身に着けてもらいます。
k12 k13 k9
そして、巨大な180度見渡せるバーチャル・リアリティの画面の前で、テレビゲームを行います。
ボールが飛んできたり、アヒルが現れたりするものです。
そうしている間にメガネから視線の動きを、天井に取り付けられた赤外線カメラとマーカーから体の動きを追跡します。
視線と運動の関係についてのデータが取得され、なぜ自閉症スペクトラム障害、発達障害の人は体をうまくコントロールできないのかを調べるために分析がされます。
 
k2 k3 k4
「発達障害は社会的な障害と考えられています。
しかし、社会的なスキルやコミュニケーションに問題をかかえるだけでなく、多くの場合、体をうまく動かすことやバランスをとることにも問題をかかえています。
例えば、手で文字を書く、靴のひもを結ぶことがそのために困難だったりするのです。」
そう、ヘイル・ミラー博士は言います。
k10 k8 k14 k7
これまでの4年間、ミラー博士は発達障害の人の視覚や運動機能についての研究をリードしてきました。
「これまでの研究で、発達障害の人たちは視覚情報に頼ることが多いものの、目を効率的に使っていないことがわわかりました。
発達障害の子は運動機能についても困難をかかえていることがあります。
問題なのは、それを親が理解していないことです。
発達障害を社会的なスキルとコミュニケーションについてだけの障害だと考えています。
運動機能の困難へのサポートも必要なんです。」
発達障害の有無にかかわらず、今後もより多くの人の参加を求め研究を行っていくとしています。
(出典・画像:米NBCDFW
うちの子も走り方などをみると左右対称にはなっていません。
片方の足でスキップをしている感じです。
難しい動きをすることがないので、その他には目立つことはないのですが、体の動きにも困難をかかえているのかもしれません。
困難をかかえている人に適切なサポートがされるように、より多くの研究と理解が進展することを期待しています。
発達障害の子の運動機能がテレビゲームで向上

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。