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発達障害の青年は就業前後の連携で今、自信をもって働いている

time 2018/11/14

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

発達障害の青年は就業前後の連携で今、自信をもって働いている

22歳のエリオット・パーキンソンは、2歳のときに発達障害と診断をされました。
これまでずっと、仕事を探していました。
ジョブセンターに通い、多くの仕事を体験しましたが、どれも続けることができませんでした。
しかし、「メンキャップ」で8週間、仕事の体験をした後、メンバーの一員となって清掃の仕事を始めることができました。
メンキャップの支援プログラムは、発達障害の人たちに訓練する機会と就業の機会を提供します。
これから1年間、「セウェル」でパートタイムとして清掃の仕事を行います。
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エリオットにとっては、初めての続けられる仕事、大きな一歩となりました。
「自分に自信がつきました。人とコミュケーションもできるようになってきました。
僕は人と話すことがあまりできませんでした。
ここでは、働いている人たちと話せるんです。」
エリオットの母親、トレーシーはこう言います。
「息子は驚くほど変わりました。
今の仕事はとてもあっているんだと思います。
社会に参加できています。
私たち家族も応援しています。
これからのことが心配でなくなりました。
毎週、お給料をもらっているんです。
本当に信じられないくらいすばらしい状況になりました。
息子は今の仕事をとても気に入っています。
息子が訓練できたメンキャップには、感謝しきれません。」
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企業のセウェルと発達障害の方を支援するメンキャップによる、発達障害の人へのとりくみは、英国ファシリティマネジメント大賞からも表彰されています。
セウェルのディレクター、マーティン・ステッドはこう言います。
「メンキャップとパートナーシップを結んで以来、発達障害の方たちは、成長して自信もついています。
とても素晴らしいことです。
ここだけでなく、他の企業でも活躍できると思います。
このパートナーシップは、ますます成功するものと思っています。
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発達障害の方たちが自信をつけている姿を見るのは、私も本当に大好きです。
エリオットは、職場でのコミュニケーションや役割を理解するために、印刷した絵カードを使うことにしました。
エリオットには、そのやりかたが一番よかったようです。
メンキャップとのパートナーシップがあったことで、それがわかり、そのように働く環境を変更することができました。
これを行っていなかったら、エリオットはコミュニケーションが困難なままだったはずです。
パートナーシップにより実現できた連携は、本当に重要なものだと思います。
私たちの長期的な目標は、この地域でのすべての清掃サービスで、メンキャップで学んだ発達障害の方たちに働いてもらうことです。」
(出典・画像:英Hull Live
就業する前に学んだ施設、就業後の企業による連携で、発達障害の方のお仕事がうまくいっているという例ですね。
日本でも「就労移行支援事業所」であれば、原則6ヶ月間は就業後のサポート、フォローアップを行っています。
新しい環境で長く働けるように、就業後のサポートは本当に重要です。
発達障害の男性は1ヶ月も続かないと言われた

(チャーリー)

 


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