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演劇の脚本を手がけた発達障害の少年が、多くの拍手喝采をうける

time 2018/12/06

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

演劇の脚本を手がけた発達障害の少年が、多くの拍手喝采をうける
  • 1. 発達障害の子供がクリエイティブな才能を活かすためにはどうすれば良いですか?
  • 2. 発達障害の親としてどのように支援すれば良いですか?
  • 3. コミュニケーションに困難がある人でも自分の才能を発揮できる方法はありますか?

ロボット保安官と無法者との絆を描いた劇が終わり、舞台のカーテンが降りるとたくさんの人たちから、その脚本を書いたロバート・デ・ラ・ローザにスタンディングオベーションが贈られました。
地元の劇作家と共同で発達障害のロバートが「ロビー・ルーキーのバラード」の話を創りました。
ロバートの母親のマリアは、ロバートは発達障害に負けないといいます。
マリアはロバートが3歳のときに家の床におもちゃやビデオを決まったとおりに並べていることに気づいたといいます。
「息子のロバートは、それがとても大好きでした。夢中になって手を動かしていました。
しかし、どうしてそんなことをしているのかわかりませんでした。」
ロバートは5歳の頃に発達障害であると診断をされました。
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ウォルマートで、マネージャーとして働いていたマリアは息子の世話をするために仕事を辞めました。
「息子に自分の時間をできるだけ捧げたいとただ思ったんです。
ローザに療育を受けさせ、いろいろな病院にも行きました。
息子を理解して、助けになりたい。
よい人生を送ってほしいと思いました。」
ロバートはコミュニケーションに困難がありましたが、幼稚園に入って半年をすぎると、ABCを歌うことができるようになりました。
それから、音楽や映画が大好きになっていきました。
ディズニー・チャンネルを見たり、ラジオでラップやポップ・ミュージックを聞くと踊って、飛び跳ねて、拍手をしていた、発達障害の子どもらしい行動をロバートの母のマリアは思い出します。
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その後、言語療法士に助けられてロバートは、自分で話を作ることを始めました。
「頭に浮かぶと書きます。
心の中に描いたものを、コンピュータに入力するんです。」
そうロバートは言います。
ボーダー・シアターの共同設立者で芸術監督のオースティン・サベージの協力をうけて、ロバートのロボット保安官とその他のキャラクターから、今回の長編劇が生まれました。
「ロバートが見ていたビジョンがよくわかりました。
ロバートの創作の邪魔になっていたのは、伝える能力の困難だけでした。」
そう、オースティンは言います。
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脚本の制作には数ヶ月かかりました。
オースティンはその間にたくさんの人に読んでもらい、その中でロバートの先生であり、今回の舞台監督となっているマリッサ・サーマンに出会いました。
11年に渡って舞台監督をしているマリッサが、高校生たちが演じることができるように、編集を行いました。
そして、地元の発達障害の人たちへの支援団体や専門家への寄付を目的に、劇がついに行われたのです。
「私はロバートに3年間教えられたことを、誇りに思っています。
私はロバートにいつも驚かされてきました。
ロバートは発達障害であることに負けず、すばらしい創造力を発揮させています。」
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ロバートの母親のマリアはこう言います。
「夢が現実になっています。しかし、まだまだ成長している最中です。
本当にこんなふうになって、感動しています。」
(出典・画像:米Borderzine
コミュニケーションの困難さから、持っているものを発揮できない方が多くいらっしゃいます。
どんなに能力があっても、コミュニケーションができなければだめ。
そんなふうにコミュニケーション能力を何よりも重要視する人が少なくありませんでしたが、もういいじゃないですか。
上っ面のコミュニケーションはAIやロボットが代替していきます。
コミュニケーション能力に関係なく、積極的に他にもっている素晴らしいものも見ようとする、発揮して頂く。
そういう時代だと思います。
発達障害の人には他の人と同じことを求めず強みを発揮してもらう

(チャーリー)


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