発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害の人にも役に立つVRとARのエージェントとの訓練

time 2019/01/21

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

発達障害の人にも役に立つVRとARのエージェントとの訓練

米カリフォルニア大学のスキップ・リッツォ博士はVR(仮想現実)とAR(拡張現実)を使って、発達障害の人、退役軍人、元受刑者たちが日常生活を過ごせるようになることを支援してきました。
最新のARのプロジェクト「セカンド・チャンス」では、未成年犯罪者も支援します。
AI(人工知能)が本物の人間よりもセラピストとして優れる場合があります。
AIは、飽きることもなければ面倒に感じることもありません。そのため、繰り返し行うことが必要なトレーニングでは特に向いています。
発達障害の人、PTSDの元軍人などに向けたこうしたトレーニングの場合にはさらに当てはまります。
米カリフォルニア大学のクリエイティブ・テクノロジー研究所(ICT)のメディカルVR担当ディレクターであるスキップ博士は20年以上にわたって、研究開発を行ってきました。
v1
スキップ博士が設立したベンチャー企業では、VRヘッドセットを使い「セカンド・チャンス」を使った訓練を、仮釈放された未成年犯罪者に対して行いはじめました。
受刑者は、釈放されても個人的な人と人との関係を築くことや雇用されることに苦労します。
それができるようにならなければ、再犯率を下げることはできません。
「セカンド・チャンス」は、発達障害の人たちのために既に利用されてきました。
VRで対話を行うトレーニングエージェントによって、面接の練習などができます。
新しい方法によって、雇用を助けるものです。
米カリフォルニア大学のICTの使命は、社会に役に立つ技術開発を行い、実際に社会に適用することです。
v2 v3
セカンド・チャンスには、VRの6人のエージェントがいます。
モニターやVR、ARヘッドセットを使って、インタラクティブに体験をします。
発達障害の人、退役軍人、受刑者にあわせて、性格や話す内容、状況を変えた、その人にあったエージェントが用意されます。
例えば、発達障害の人は予期していないことへの対応や交渉などは得意でありません。
しかし、仕事ではそのようなことがいっぱいです。それに慣れるための準備が必要です。
そうした状況を何度もVRで繰り返すことで自信をつけることができるのです。
(出典・画像:英PC MAGAZINE
VRやAR、本物の状況や本物の人間を相手にしないことで、効果的に行える練習や学びがあります。
必要な人に、どんどん使いやすく、使える環境が増えてほしいと思います。
自閉症スペクトラム障害の子が30日間ロボット利用で劇的に改善

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。