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発達障害の自閉症の人の多くが身体、運動機能に問題をかかえる

time 2019/03/03

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発達障害の自閉症の人の多くが身体、運動機能に問題をかかえる

発達障害である自閉症は一人ひとり症状はさまざまです。
その一例として、身体的な困難もあります。
私も常に細かな動きをすることや、手と目を調整して動かすことに苦労をしてきました。
現在でも、車の運転やテレビゲームがうまくできません。
社会生活に支障をきたしています。
一見するとわかりませんが、他の人にはすぐに明らかになる私の問題です。
こうした、身体的な困難もかかえている自閉症の人は少なくありません。
自閉症の人たちの支援団体のエグゼクティブ・ディレクターのモレニケ・ギワオナイウはこう言います。
「私はとても幼い頃から偏頭痛があります。
あまりにひどくて何日も学校に行けなかったこともあります。
また仕事につくことも難しくなりました。
また、細かな運動やずっと運動を続けることにも困難をかかえていました。
私は自閉症スペクトラム障害です。
しかし、私とはちがう症状の人もいます。
その自閉症スペクトラム障害の人はすごく集中できるために、驚異的なスポーツ選手になっています。」
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同支援団体のアレックス・プランクはこう言います。
「自閉症スペクトラム障害であり、身体障害もある人はたくさんいます。
自閉症がその原因となっているのか、そうでないのかはわかりません。
発達障害である自閉症の人たちは、かかえるコミュニケーションと感覚の問題のため、
身体の困難に対する治療をうけることは簡単ではありません。
残念ながら、身体の困難に対する治療は、自閉症である人たち向けには考慮されていません。」
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英カーディフ大学のバイオサイエンス学部のステファン・ボードウィン博士は、自閉症の人たちの運動障害を引き起こすメカニズムの解明が、自閉症の人たちの治療方法に役立つものと考え、自閉症に関わる遺伝的要因と運動障害との関連を研究してきました。
「自閉症の人が運動障害もかかえることが多いことを知って、多くの人が驚いています。
私たちの研究では、自閉症の人の70パーセントが身体、運動機能に問題をかかえています。」
ボードウィン博士はこう言います。
「自閉症のマウスで研究をしました。
このマウスは自閉症にかかわるとされる遺伝子を操作したものです。
このマウスは、社会的な行動に問題があっただけでなく、運動機能にも問題がありました。
ですが、適切な時期に正しい運動の訓練をすることで、運動能力は向上しました。」
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この結果は、いつか自閉症の私も問題をかかえている運動機能を改善できるかもしれないと思わせます。
そうした研究が進むことは心強いです。
私と同じように運動機能にも問題をかかえる自閉症の人たちの希望になるかもしれません。
(出典:米Salon)(画像:Pixabay
うちの子も走ったりするところを見ると左右対称ではなかったりしません。
ずっと小さな頃からビーズに糸を通すという訓練をしてきたので、特定のことだったら私よりも器用なところもあるかもしれませんがけれど。
少なくとも重度の発達障害の子が運動機能に困難をかかえることは確かに多いと思います。
発達障害の子の運動機能がテレビゲームで向上

(チャーリー)


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