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私の発達障害の娘とアルツハイマーの父がテーブルで向かい合う

time 2019/06/04

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私の発達障害の娘とアルツハイマーの父がテーブルで向かい合う

父の肩をたたいて、私たちが来たことを知らせました。
しかし、父は私のことがわかりませんでした。
私の娘のシャーロットは、私の泣き声に気づきましたが私は隠しました。
父の記憶はどんどんなくなっています。
私は娘を父のところに連れてくるのをやめようと思いましたが、娘が父に会いたがったのです。
発達障害の多くの子と同じく、娘のシャーロットは正直で、聞きにくい質問もします。
しかし、アルツハイマー病の速い進行を見ることにはもちろん慣れていません。
f4 私の発達障害の娘とアルツハイマーの父がテーブルで向かい合う
私は心の中で、娘が父に死ぬことや記憶喪失について質問しないように願いました。
最近、夫をなくした私の友人と双子の息子さんといっしょに食事をしました。
娘のシャーロットは、2歳のときに父親をなくして、今まで過ごしてきたのはどうだったか、息子さんたちに質問をしていました。
私の友人、私はだまってしまいましたが、息子さんたちはていねいに答えてくれました。
しかし、私の友人からは、そういう質問はしないでほしいとあとから言われました。
今、娘の発達障害のシャーロットとアルツハイマー病の父がテーブルをはさんで向かい合っています。
私はとても不安になります。
しかし、ふたりとも落ち着いていました。
シャーロットはテーブルの向こうに手を伸ばしました。
父は長い間、その手を見つめていました。何をしているのかわからないようです。
f5 私の発達障害の娘とアルツハイマーの父がテーブルで向かい合う
しばらくそのままでした。
しかし、父の本能が動き出したようです。
父が娘の手をとってくれました。
父は私たちが誰だかわからなかったと思いますが、そうしないと失礼だと考えたのでしょう。
父の頭の中はもうわかりません。娘の頭の中もときどきわからなくなります。
私は、娘にとって難しい世界の中を、娘は考えて切り抜けていることを素晴らしいと思います。
暗黙のルールのなかで、娘は私の父である祖父を愛してくれ、悲しんでくれています。
発達障害でない人たちの振る舞いをいつも理解しようとしてがんばってきたことが、発達障害の娘の人生を変えています。
なので、父とのこうした瞬間も見ることができました。
二人は静かに手を取り合っています。
私はお互いに話ができるような話題をみつけようと考えました。
昔は、二人でアフリカの動物たちや、地理についてよく話をしていました。
父が子どもの頃に見ていた百科事典を取り出して、娘と二人でよく見ていたものです。
f7 私の発達障害の娘とアルツハイマーの父がテーブルで向かい合う
私は話そうとしましたが、なかなか話すことができませんでした。
私の父、私の娘、二人をみるとお互いにとてもリラックスしています。
私一人だけがあせっているようです。
私が間違っていたようです。
すでに二人はとても楽しくなっていました。
そして、私も安心して楽しくなってきました。
私の娘は最初にこう言いました。
「大好きだよ。おじいちゃん。」
「私も大好きだよ。」
父は娘の名を言いませんが、それは問題ではありません。
重要なことではありません。
f2 私の発達障害の娘とアルツハイマーの父がテーブルで向かい合う
娘のシャーロットは5歳のときに、発達障害だと診断されました。
困難があるものの、長所もあると医師は言ってくれました。
それ以来、私は娘の強み、例えばすばらしい記憶力を尊重してきました。
そして今日、記憶をなくした私の父とつながることができるのを見て、私はまた新たな強みを見つけたように思います。
私の父は、これまでのキャリア、住んでいた家の住所、会社の同僚などは忘れていましたが、ところどころ記憶が残っています。
例えば私の母についてはよく知っています。
母がそこにいなくても、ずっと母の話をします。
そして、好きだった歌もよく憶えています。
父は家族の中では音楽のスターでした。
私が子どもの頃に飼っていた犬、休みの間に遊びに行った場所、兄や妹についてはすぐに思い出してくれました。
f6 私の発達障害の娘とアルツハイマーの父がテーブルで向かい合う
私たちが帰るときになると、父も立って見送ってくれました。
私たちがここに来たときと同じように、微笑んで私たちを見てくれています。
「ありがとう、リサ。孫のシャーロットにも会えて本当にうれしかった。」
娘のシャーロットも私も、本当に嬉しくなりました。
(出典:カナダTHE GLOBE AND MAIL )(画像:Pixabay
うちの子と亡くなった祖母のことを思い出しました。
うちの子はふとんが大好きです。
亡くなってから、祖母は病院から家へわずかの間ですが帰ってきました。
顔には布がかけられ布団で眠っていました。
少し目を離すとうちの子がいつもの調子で、ふとんにもぐりこんで、祖母の横で寝転がっていました。
困ったときに、祖母はよく面倒をみてくれました。
きっと、横に入ったうちの子を見て、遠くから「あらあら」と笑ってくれていたと思います。
知的障害のおじいさんが素晴らしい家族と一緒に住めるようになる

(チャーリー)

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