発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害の子が快適になるのなら床にも座るし外にも行く理髪師

time 2019/06/13

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

発達障害の子が快適になるのなら床にも座るし外にも行く理髪師

理髪店は子どもにとっては居心地の悪い場所になります。
特に発達障害の子であればなおさらです。
しかし、イギリスのウェールズの理髪師は、そうした子どもへの負担をできるかぎりなくそうと取り組んでいます。どんなに自分には負担になったとしても。
スコット・ライスは「6ハブ・バーバー」の理髪師として2年になります。
床に一緒に座って、発達障害の子の髪を切る姿が写った画像がFacebookに投稿されると大きな反響を呼び、46,000のいいね!と14,000ものシェアがされました。
「発達障害のこの子の髪は床に一緒に座って切りました。
椅子よりも床がよければ、床で切ります。
店内よりも外がよければ、外で切ります。
発達障害のお客様が快適であるように、私はどんな対応もします。」
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ライスは、理髪師になると最初に発達障害のいとこの髪を切りました。
そして、発達障害の子どもたちの家へ訪問し髪を切ることも始めました。
「私のいとこは発達障害です。
髪を切りに外に連れて行くことは、おじにとって簡単なことではありませんでした。
髪を切られることは、ストレスの多い出来事です。
なので、私はおばあちゃんの家で、いとこの髪を切るようになりました。
発達障害の人であれば、髪を切ってもらうことに不安や恐怖を感じるのを知っています。
理髪師の私が、家へ訪問するのはそれが理由です。
みんな、髪は切らなければなりません。」
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「今回の画像の子の場合には、こだわりへの対応と心地よく過ごしてもらうために気を配りました。
簡単なことではありませんが、口には出ない表情や姿勢から気持ちを読み取らなければなりません。
私は、椅子があまり好きでないことは知っていました。
なので、椅子に座ってもらわなくてもよいと思っていましたし、
そこが良いのなら、床に座ってもらおうと考えていました。
相手にあわせることができなければ、発達障害のお客様にも自分にもストレスしかありません。」
Facebookに投稿した画像への反応には本当に驚いたといいます。
「心からのメッセージがたくさんありました。感動してくれている人もいました。」
(出典・画像:)
うちの子ももう大きいですが、外で髪を切ったことは小さな頃に一度したくらいしかありません。
本人が怖がったりすること、騒いでしまってお店や他のお客さんに迷惑をかけてしまうかもしれないこと、
それを考えると、外で切るのは難しいです。
うちはママが髪を切るのが上手なので、ママ理髪店で助かっています。
発達障害の子を安心して連れて行ける、迎え入れてくれる理髪店のリストがあればとずっと思っています。
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(チャーリー)


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