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発達障害のASDの子どもたちに高い効果「ピエロ療育」研究

time 2019/09/15

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発達障害のASDの子どもたちに高い効果「ピエロ療育」研究

発達障害の自閉症スペクトラム障害の子どもたちへの病院で行われた「ピエロ」の療育効果について、イスラエルでの研究結果が発表されました。
“European Journal of Pediatrics”に発表されたこの研究は、自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断された幼児への「ピエロ」が参加したグループ療法が、これまでの療育方法に比べて、言語の発達、遊びを通じての相互関係、そして笑顔の量を大幅に増やしたことがわかりました。
そして、ピエロ療育を行う前後を比べると、ASDの特徴的な行動の頻度も減少していました。
イスラエルの「医療向けピエロ」の団体である、ドリーム・ドクター・プロジェクトによれば、この研究はASDの子どもへのピエロ療育の効果についての初めてのものだといいます。
「今回の研究結果は、医療向けピエロがASDの幼児にとって有益である可能性があることを示しています。
それは、楽しく活発な介入の場でコミュニケーションと社会的相互関係が促進されるからです。」
と研究を行った、シャハール・シェファー博士らは結論付けています。
p3
この研究は2歳〜6歳の24人の子どもたちが、
医療向けピエロが常駐している、シバサフラ小児病院ワインバーグ・チャイルドデベロップメントセンターでの12週間の療育プログラムに参加し行われました。
そして医療向けピエロによる療育が、他の療育方法に比べて効果的にコミュニケーション能力を成長させていることを発見しました。
p2
ドリーム・ドクター・プロジェクトは、医療向けピエロの効果を研究するために2011年に基金を設立し、これまでに43の研究をサポートしてきました。
入院や手術、その他痛みを伴うような処置の前に医療向けピエロが、子どもと両親の不安を減らしてくれることや、脳性麻痺の子どもの注射に対する痛みの緩和などが、これまでに確認されています。
(出典:イスラエルISRAEL21c)(画像:Pixabay
突きつめれば、「笑い」がそうした効果をもたらしてくれるのだろうと察します。
たまにはすごく変な格好をしてみるのも面白そうですが、毎回それは大変なので、
その代わりに毎日「笑顔」を意識するのがいいかと。
見る方もする方もどちらにも良いはずです。
父親はスパイダーマンに変身し発達障害の息子と病院の子を助ける

(チャーリー)

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