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発達障害の青年が家族の支援でブランドを立ち上げビジネスに

time 2020/02/10

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発達障害の青年が家族の支援でブランドを立ち上げビジネスに

ハイメ・マルティネスは趣味を仕事にできた一人です。
それは意識した結果ではないかもしれません。
ハイメは25歳。発達障害である自閉症です。
家族の愛情のこもった支援があって、ハイメはファッションと家庭用品のブランドを作りました。
ハイメの家庭はクリエイティブに満ちています。
母親のソルはファッションデザイナーで、父親は建築家です。
ハイメは毎日鉛筆を手にしていたといいます。
「息子は本当に幼いときから、描くことが大好きで、どんどん描くようになっていきました」
そう母親は言います。
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自閉症の人にとっては、他者とのコミュニケーションがともても難しくなることがあります。
そのために、自分を表現する方法をもてることはとてもメリットがあることです。
ハイメは話すことができません。
絵がハイメのコミュニケーション方法にもなっています。
ハイメの絵はとても魅力的です。線と色に対するハイメの集中力が絵に対する情熱を表しています。
ハイメの特別な感性を感じることができるはずです。
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ハイメがそれまで以上に絵に夢中になったときに「アルゴ・デ・ハイメ」(ハイメからの何か)というハイメのアート製品のブランドが生まれました。
友人などから、ハイメの絵で何か作れないかと推められて、ハイメの家族は動物のデザインなどのTシャツの販売を始めました。
とても人気が出たために、ブランドを登録しカタログを作り、生産も増やしました。
このブランドのビジネスはすべてがハイメを中心に展開されています。
ハイメが気に入らない製品は作りません。
父親はこう説明しています。
「私たちはハイメとハイメの作品の可能性を信じています。
他のデザイナーに対してと同じように、ハイメに賭けています。
しかし、ハイメには独特なところがあります。
月曜日から金曜日、1日8時間働くようなことはできません。
注文を受けることもしません。
ハイメは自分がやりたいことをやりたいときにやります。
私たちが行っているのは、ハイメのやりかたを尊重しつつ、利益を上げることです」
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発達障害の人たちがもってる大きな価値について、社会での認識は高まってきています。
必要としている人に、必要なサポートを行い、活躍できるように環境を調整しているハイメの家族のビジネスは、インクルーシブの素晴らしい例だといえるでしょう。
(出典・画像:Aleteia
素晴らしいですね。
こうして素敵な商品が出来て、売れているとのことですから。
クリエイティブな一家なので、環境にとても恵まれていたと思います。
まったく簡単なことではありませんが、こんなふうに自立を支援できたら最高だと思います。
話すことができない21歳の自閉症の男性と家族は強みに変え起業

(チャーリー)


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