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自閉症のきょうだいをもつ乳児のリスク予測につながる親への反応

time 2020/03/14

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自閉症のきょうだいをもつ乳児のリスク予測につながる親への反応

自閉症と診断されるリスクが高い乳児を対象とした新しい研究では、初期での親との社会的な関わりの困難が自閉症の前兆となる可能性を伝えています。
自閉症スペクトラム障害(ASD)のきょうだいをもつ乳幼児を対象にした米マイアミ大学の研究で、成長後にASDと診断されることの予測になる行動がわかりました。
早い段階での社会的な困難、具体的には、親へ不安定な愛着を示す乳児は3歳になるまでに、そうでない乳児に比べてASDと診断される可能性が高いものとなっていました。
「15ヶ月の赤ちゃんが親と再開したときの反応を測定しました。
不安定な愛着を見せている場合には、後の行動や感情の発達の遅れに関係してきます。
そして、療育は安定的な愛着を見せる子ども向けのものになっていて、不安定な愛着を見せる子ども向けにはなっていません」
心理学のダニエル・メッシンガー教授に指導をうけている、今回の研究を行ったキャサリン・マーティンはそういいます。
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「不安定な愛着を見せる乳児の社会的および感情的なコミュニケーション行動に、親は敏感になり適切な早期療育を行う必要性を示唆するものです。
自閉症による困難だけでなく、愛着障害や社会的能力に関わる障害を軽減するためにも療育を行うことを願います」
親がいなくなって、見知らぬ人とだけ取り残されると、多くの赤ちゃんは泣いたり、苦痛を訴えます。
しかし、親が戻ってくれば安定的な愛着を見せる赤ちゃんは安心します。
しかし、不安定な愛着を見せる赤ちゃんはそうではありません。
「親がいなくなったときには泣きます。しかし、親が戻ってきても安心しないのです。
これは赤ちゃんの落ち着く能力に問題があることを示しています」
この研究は”the journal Developmental Science”に掲載されています。
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先行研究では、メッシンガー教授はASDのきょうだいがいる人の約5人に一人がASDと診断されることを発見しています。
そして、メッシンガー教授らの研究チームは、不安定な愛情を見せることと、後に自閉症と診断される可能性の高さにの間には関係がないことも明らかにしています。
「不安定な愛着を見せる乳児であっても、必ずしも自閉症になるわけではありません」
社会的な関係性においての問題は、自閉症スペクトラム障害の特徴となるものです。
ですが、これまではASDと診断される、通常は3歳頃より前の乳児の愛着を評価する研究はありませんでした。
「ASDによる基本的な困難の一つは、社会的関係を築き、維持することです。
一方で愛着の安定性は乳児と親の関係において重要な尺度であることはわかっています。
ASDと診断される前の乳児のそれを調査したのは今回の研究が初めてになります」
今回の研究では、まず15ヶ月のときに4つの愛着分類で、ASDのきょうだいをもつ乳幼児95人の愛着を分析しました。
二回、親と離れて親がいなかったとき、親が戻ってきたときの状況が評価されました。
安定的な愛着を見せる赤ちゃんは、親がいるときには周りを見渡し、親がいないときには親を求めました。
不安定な愛着を見せる赤ちゃんは、親を求めることが少なく、親が戻ってきても安心を見せないことがよくありました。
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そして、その子どもたちが3歳になった時点のASDの診断の有無との関係を調べました。
95人のうち16人が15ヶ月の時点でASDと診断されるリスクが高いとされ、3歳までに実際にASDと診断されていました。
同様に40人はリスクが高いとされたものの、ASDと診断はされていませんでした。
そして39人はリスクが低いとされ、ASDと診断もされていませんでした。
結果的に、ASDのきょうだいをもつ乳児のうち、不安定な愛着を見せた乳児は、安定的な愛着を見せた乳児に比べて9倍以上、3歳の時点でASDと診断をされていました。
「自閉症の兆候がいつ現れるのかについてはまだよくわかっていません。
今回の研究は、ASDのきょうだいをもつ15ヶ月の乳児に限っては見られる予兆です。
そして、ASDの不安を示す乳児に対しては、現在は行われていない、愛着障害も考慮した療育を行う必要があることを示唆するものです」
(出典:米マイアミ大学)(画像:Pixabay
うちの子も発達障害と正式に診断される前の、3歳くらいの頃だったでしょうか、海外出張から帰ってきて一週間ぶりの再会だったのに何の反応もありませんでした。
こっちは一秒でも早く会いたいと思っていたのに!とがっかりしたことを思い出します。
発達障害である自閉症の子は母の声に対する反応が弱い。研究結果

(チャーリー)


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