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大きな不安の中を過ごす自閉症の私たちの行動は「変」でない

time 2020/08/06

この記事は約 6 分で読めます。

大きな不安の中を過ごす自閉症の私たちの行動は「変」でない

自閉症の人たちから、「マスキング」をしていると耳にするようになりました。
マスキングは、カモフラージュとも呼ばれています。
発達障害でない人たちに合わせようと、意識して特定の社会的行動を行うことです。
他人が行う社会的行動を真似したり、指を動かしたりするスティミングなどの自閉症の特徴的な行動をしないように我慢することです。

多くの発達障害である自閉症の人たちがこれを行っています。
多くの自閉症の人が、他人とつながりを持ち、仕事を見つけ、あるいは恋愛相手を得るためにマスキングをしていることが、これまでに行われている研究でも伝えられています。

マスキングを避けられない、自閉症の人も少なくありません。

先生や親が自閉症の子どもに、本人にとっては落ち着くためにしている行動でも、まわりに溶け込めるようにそれを止めさせようとすることがあります。

他人から見れば、マスキングをしたほうがメリットがあるように思うかも知れません。
しかし、マスキングはメリットどころか、多くの害をもたらす可能性があります。

私は自閉症です。
マスキングは自分自身でいられないようにするための方法に思えます。
マスキングを通して、私たちそれぞれが持っているユニークな特性を否定するように言われます。

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例えば、自閉症の人の中には「変な人」と思われたくなくて、特定の興味を隠さなければならない人がいます。
発達障害でない人の話し方、行動を真似して、本当の気持ちを隠して「普通 」に振る舞います。
しかし、「普通」なんてものは実際にはありません。

自閉症の人の中には、自分の困難を隠すためにマスキングを使う人もいます。
例えば、アイコンタクトを取るのが苦手な自閉症の人は、失礼なことをしていると思われないように、相手の顔の別の部分を一生懸命見ようとすることで、この問題を隠します。
これは、まわりとうまくやっていく方法と思われるかも知れませんが、実際には精神衛生上の問題、特に不安障害を引き起こす可能性があります。

研究では、自閉症の特徴的な行動をマスキングすることは不安につながることが示されています。
2017年のイギリスの研究によれば、自閉症の成人はマスキングによって精神的、肉体的、感情的に消耗していると普遍的に感じていただけでなく、大きな孤独感もかかえていました。

そして、マスキングによる不安は、特に自閉症の女性に多く見られることが示されています。
その理由は女性の場合には正しく自閉症の診断がされないことが多いためです。
その結果、まわりに馴染もうとするためにマスキングをするようになります。

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研究では、自閉症の女性の間でのマスキングには、大きな代償がつくことが示されています。
自閉症の女性はすでにある困難だけでなく、さらなる困難もかかえてしまうのです。

マスキングも、自閉症の人はそれぞれ異なります。

私は自分の経験からそれを感じています。
幼少期、私は不安を感じたときに私を落ち着かせるためにいくつかのチックを持っていました。そのうちの一つは、フリックと呼ばれるものでした。
ペンキャップのようなものを見つけて、手の中でフリックしていました。

また、不安を感じたときには、体を前後に揺することもありました。これらの方法は私を助けてくれましたが、私の周りの人たちはそれを大いに反対していました。
私がそれを行うたびに、どんなにそれがおかしなことかを言い、止めさせました。

しかし、それは私の不安を助けてくれる行動であり、私にとってはおかしな行動ではありませんでした。
正気を保つためにしていた行動なのです。
この行動がスティミングと呼ばれるもので、自閉症の人たちによく見られることを知ったのは、ずいぶんと大人になってからでした。
今でも、私はスティミングをします。恥ずかしいとは思いません。

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長い間、自閉症の人は特定の特徴を隠さなければならず、そのために多くの不安が生まれました。
発達障害でない人の世界では「変」だと思われるので、隠す必要があったのです。

ですが、なぜ自閉症の人たちがそうでない人たちのために隠す必要があるのでしょうか?
これは私たちが私たちのために行っていることです。
私は隠す必要がないと思っています。こうすることででやっていけるのに隠す必要なんてありません。

発達障害でない人たちの世界のほうが、私たちに耳を傾け、これらの特定の特性がどのように私たちを落ち着かせるのに役立っているのかを知る必要があります。
自閉症の私たちが、こうすることで安心できることが理解できるはずです。

発達障害でない人たちの世界の中で、最高レベルの不安を感じている自閉症の私たちが、少しでも安心を得ようとしている行動を止めなければならないのでしょうか。

(出典:米The MIGHTY)(画像:Unsplash

「マスキング」それをしても、自分が壊れてしまわない程度にと願います。

一方で、うちの子も突然、体を大きく前後に揺らし始めたり、大声を出して騒ぎ飛び跳ねたりすることがあります。

不安への対処だったり、感情表現だと思います。

親の私はもちろん慣れていますが、そうでない人は当然たくさんいます。

そうした行動をとる人に嫌悪どころか恐怖を感じる人も少なくありません。

なので、発達障害をかかえていても、他人に「理解してほしい」だけでは済まされず、可能であればまわりの状況にあわせて止める、隠すことは必要。そのために練習することは避けられないとも考えます。

私は自閉症でマスキングをしてきた看護師。神経多様性へ理解を

(チャーリー)

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ある小学校6年生の子がとくに気に入っています。
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車で移動するときにも、渡すと落ち着いていられるようになり、私たちも助かっています。

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落ち着きのない発達障害のある子どもに、と思いましたが家族みんな使っています。タブレットを見ながら、テレビを見ながら、寝つきにくいときに足元や胸部あたりにお布団の上からなど、リラックスタイムに使用すると安心感が増して落ち着くー。
足が疲れたとき、高くすると良いのはわかっていても落ち着かない…と思っていたのですがこれを乗せるとなんだか安心。赤ちゃんは少しの圧迫で落ち着くと聞きますが大人も程良い重さで心地よく落ち着きます。
わりと重さがあるので小さなお子さんや障害の程度によっては親御さんが近くにいる際に使用するとより安全だと思います。

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