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発達障害、知的障害の娘が逃亡してしまうためドアには鍵を3つ

time 2020/10/27

この記事は約 4 分で読めます。

発達障害、知的障害の娘が逃亡してしまうためドアには鍵を3つ

クリス・マクフェイルは娘を安全に守るため、家のそれぞれのドアに3つの鍵をかけています。

クリスは娘と外出するときには必ずスニーカーを履きます。
それは、走り出してしまう娘をすぐに追いかける必要があるからです。

娘は16歳です。ダウン症とADHDをかかえています。
そして、幼い頃からずっと、どこかに走り出してしまいます。

「娘は走れるようになると、すぐにそうなりました」

幼かった頃には、保育園から逃げ出してしまったこともありました。

「娘が外でおばあさんと話をしているところを職員さんが見つけました」

それからは、保育園の職員も逃げ出してしまう可能性を知って、娘を一人にすることはなくなったといいます。

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「娘には走り出してしまう前に見せる行動があります。
横目でちらっと人がまわりにいないことを確認するんです」

逃走、走り出してしまうことは、ダウン症、知的障害、ADHDをかかえるクリスの娘にはめずらしいことではありません。
また、米国疾病予防管理センターによれば自閉症スペクトラム障害の人の約半分にその傾向が見られます。

クリスの娘は知的レベルは5歳相当です。
話すことはできません。

「私は娘のことが理解できます。娘の世話をしてくださる人も一部は理解できます」

自宅にいるときも、クリスは娘に対して、一定の注意を払っています。

「あまりに静かな場合は、どこで何をしているのか心配になります」

家のドアにはそれぞれ3つの鍵をつけています。
娘が鍵を開けることを身につけるたびに、新しい鍵を追加してきました。

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「娘の部屋に鍵をかけて出られなくするという選択は私はしたくありません」

夜になっても、クリスの娘は起き出して、部屋をうろうろし始めます。
最近は料理に関心を持つようになったため、ガスコンロのつまみを回してしまいます。

クリスは、娘が家から出ていってしまったときが一番怖かったといいます。

数年前、パジャマ姿で真夜中に家から逃げ出しました。
約1キロメートル先のコーヒーショップで発見されました。
クリスは警察からの電話で迎えに行きました。

「本当に恐怖を感じました」

それからクリスは娘に、ライフセーバープロジェクトのGPSで位置がわかるブレスレットをつけるようにしてから、安心できるようになったといいます。

しかし、クリスたち家族の苦労は続きます。
娘は午前0時ころにやっと寝たと思えば、早朝には目を覚ましてしまいます。

新型コロナウィルス感染拡大は、こうした生活をさらに厳しくしました。
娘は学校に通っていましたが、3月からは行くことができなくなりました。
しかし、その理由を理解できていません。

「学校は安い。安全のために家にいなければならないの」

そうなんども言い続けました。

夏になって学校が再開するまでのパンデミック・ロックダウンの間、クリスはほとんど休む暇はありませんでした。

学校では、午前中は教育助手が1人、午後はもう1人と、いつも誰かと一緒にいます。
クリスの娘は人懐っこくて幸せそうです。

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走り出してどこかに行ってしまうことに深い理由はありません。

「娘はただそれが好きなんです」

クリスの娘はそれができないとパニックを起こしてしまうことがあります。

「私から逃げようとバタバタすることもあります。
安全な場所に連れて行く必要があります」

クリスは大学で心理学を専攻しましたが、娘から多くのことを学んだといいます。

「娘は私にとっては天からの恵みだと思っています」

(出典・画像:カナダcbc

うちの子も小さな頃に逃げ出して、このまま見つからなかったらどうしようと本当に怖い思いをしました。

そんなことはずっとなかったのですが、大きくなった最近、家の鍵を開けて出ていってしまったことがありました。

どこかに行ってしまうという恐怖、昼夜休むことができない、よくわかります。

ですが、注意するしかありません。

子どもがいなくなってしまう。自閉症の子の親の身近な悪夢

(チャーリー)

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