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発達障害、知的障害の子たちに良い、オンラインの3DCG作成

time 2020/11/05

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

発達障害、知的障害の子たちに良い、オンラインの3DCG作成

3Dキャラクターの形を整えたり、美しいCGを作成したり、仮想ロボットを作成したりするような楽しい活動が、オンライン3DCGツールで行えます。

アニメーション、まんが、ビデオゲーム、テレビCMなどで、3DCGが利用されています。

私たちの好きな漫画のキャラクターが3DCGで表現されることも多いため、多くの大人の子どもの頃の記憶も呼び覚ましてくれます。
そして今では3DCGは、親や教師が子どもたちに教えたり、コミュニケーションの道具としても認識するようになってきました。

しかし、発達障害や知的障害を持つ子どもたちはこのテクノロジーの恩恵を受けることができるのでしょうか?
答えは、もちろんイエスです。

オンライン3DCGツールが障害のある子どもたちに与えるメリットがいくつもあります。
そして、障害のある子どもたちはこれらのテクノロジーに興味を示すはずがないと考える人もいるかもしれませんが、それは全く違います。

自閉症の子どもたちは、強いこだわりのために、教室でうまく過ごせない場合があります。
それに対応する指導方法を見出すことは簡単なことではありません。
それにもかかわらず、3DCGを教室に取り入れた先生たちは、次ような効果があったと報告しています。

・視覚スキルの向上

ほとんどの自閉症の子どもは視覚に頼る学習を好みます。
そのため、動画や写真、3DCGが頼りになります。

例えば、視覚的なスキルを教えている場合、3DCGを作成して、そのグラフィックがなぜ素晴らしいものに見えるのか子どもの意見を聞いてみたりすることで、学習を進めていくことができます。

・問題解決能力の向上

問題解決に必要な認知スキルに苦戦している子どももいます。
しかし、3DCGの作成は、お子さんの認知スキルを研ぎ澄ますことにつながります。
CGを作っている間、子どもは素晴らしいキャラクターを作ろうとできる限りの努力をします。
このような「試行錯誤」のプロセスが、子どもの思考力を高めるのに役立ちます。

・ソーシャルスキルの向上

ソーシャルスキルには、共感、謝罪、意見の尊重、自己受容などの習慣がふくまれます。
ほとんどのオンライン3DCGツールでは、自分で作ったCGを他の人に見せたり、共有することができます。
ほとんどの親は、孤独な世界に子どもを孤立させることの潜在的な害を知っているでしょう。
それはお互いに感謝し合い、礼儀正しい話し方を学ぶための入り口となります。
さらには、オンライン3DCGツールでは子どもの創造性と進歩を、オープンな雰囲気のなかで知ることができます。

ADHDをかかえる子どもは集中力を失う可能性が多くあります。
それに対応するためには、やり続けたくなる視覚的なツールを使用することです。
例えば、3DCGツールを使用すれば、面白い画像や美しいロボットを作成することで、ずっと注意を引き続けることができます。

自制心は、ADHDを持つ多くの子どもにとって大きな課題です。
多動な子どものことを心配している親は、一緒にビデオゲームをしたり、一緒にオンライン3DCG作成ツールを利用してみるといいでしょう。
そうすることで、子どもがより多くのことに挑戦するようになり、関心もますます高まっていきます。

知的障害をかかえる子どもは、コミュニケーション、意思決定、論理的思考に苦戦することがあります。
すべての子どもが異なる可能性を持っており、すべての子どもが同じように重要であることを認識することが重要です。
視覚的なグラフィックは、知的障害のある子どもをサポートするのにも最適な方法です。
絵を使うことで、親と子の間で簡単にコミュニケーションをとることができます。
例えば、お子さんが学校で学んだことや、学校での活動をどのように行ったかを絵を使って説明することができます。

アートに関連するメリットは無限にあります。
例えば、教室では新しい色、形、大きさを探求していくことが、さまざまなスキルを磨く機会となります。

また、子どもたちはさまざまな人種や文化を持つ人々と自分の作品を通じて、オンラインでつながったり、身近な友だちとつながることができます。
ネットサービスを使えば、3DCGから手に持てるおもちゃにすることも可能です。

(出典:The MIGHTY)(画像:Pixabay

Scratch(スクラッチ)などでの子どもたちのプログラミング学習はよく見聞きするようになりましたが、子ども向けの3DCG作成は日本ではあまり聞きません。

米国では進んでいるんですかね。

例えばこうしたものなどがあります。AUTODESK TINKERCAD

ツールさえ使えるようになれば、それは本当に楽しくて、自分の将来にもつながっていくものになります。

日本でもプログラミングに続いて、今後人気になっていくはずです。

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(チャーリー)


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