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自閉症の子の親が始めたケーキ作り。コミュニティ作りが大切

time 2021/07/09

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症の子の親が始めたケーキ作り。コミュニティ作りが大切

ライザ・ペレイラ・キュリエルが息子とその友人のためにケーキ作りのサービスを始めようと思いつきました。
それはお金のためではありません。

「ケーキを作るだけではなく、コミュニティを作ることが大切なんです」

そう、キュリエルは言います。

ユニーク・スイーツはキュリエルをはじめとする母親や介護者が、自閉症の子どもが高校卒業後も人と付き合い、スキルを身につけられるような安全な空間を作るための手段としてスタートしました。

「子どもが高校を卒業した後、高校から大学への進学や就職をサポートするプログラムはほとんどありません。
そのため、安全な環境でこれらのスキルを実践できるようにする必要があるのです」

キュリエルは、他の介護者や参加者に情報を伝えるために、Facebookを通じてソーシャルメディアでの広告を始めました。

ユニーク・スイーツに参加するアンドレア・デルリオ・カサスはこう言います。

「母は、私がパンデミックの時にお菓子作りを始めたことを知っていました。
ここを知って、私にもやってみようと教えてくれました。
どうしようかと思っていましたが、初めて行ってみると、とても楽しいと思いました」

また、ここは他の人とのつながりや支援するための方法などを探している、家族たちにとっても安全な空間としても機能しています。

「姉のエイプリルは、母が突然亡くなったときに私のところに引っ越してきました。
一緒に暮らすことを学ばなければならない状況に追い込まれ、私たちの関係は大きく変わりました。
私は彼女の姉というだけでなく、介護者になりました。
ここ、ユニーク・スイーツに出会えたことは、私にとって本当に幸せなことでした」

そう、ボランティアのアリソン・パッツは言います。

「ライザやこのユニーク・スイーツは、出会うとすぐに本当に温かい家族のようになってくれました。
私たち2人を受け入れてくれました」

ここでは、週に2回、バーチャルと対面式のミーティングを行い、お互いの状況を確認するとともに、月に1回、焼き菓子を販売するポップアップイベントを行っています。
商品はウェブサイトでも販売しています。
得た利益は、参加者に還元され、さらにイベントやケーキの材料費に充てられます。

「早起きして、生地を焼いて、飾り付けをして、包装をして、誰かが注文を取りに来て、喜んでくれるのを見ると、誇りと達成感が湧いてくるんです。
このビジネスモデルでは、ケーキを作ることで、1日の終わりに自分の労働の成果を目にすることができ、満足感を得ることができるのです。
一日の終わりに自分の成果を見れるんです」

(出典・画像:米abc7

うちの子は今週、学校卒業後に通う予定の福祉施設での実習を行っています。

学校卒業後も無理なく、過ごしてほしいと思います。

また、そうしたシステム、施設があることを心から感謝しています。

「気の毒だから」に頼らない。自閉症の人たちの洗車ビジネス

(チャーリー)

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