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発達障害の子が成長。教えているのは「また立ち上がる方法」

time 2021/10/19

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発達障害の子が成長。教えているのは「また立ち上がる方法」

マッケンジー・パルンボは、サーフィン・セラピーを提供している非営利団体「ノーム・サーフ」のことを初めて耳にしたとき、半信半疑でした。

マッケンジーの双子の息子たち、キャッシュとホリスはともに自閉症と感覚処理障害と診断されています。
ホリスは言葉を話さず、キャッシュはコミュニケーションが限られています。

「同じ自閉症の母親である友人が、『サーフィンをやってみたら』と何度も言ってくれました。
でも、私たちは通常の療育ですでに時間はいっぱいでしたし、サーフィンがどう役立つのかと思ったのです。
あれから3年、サーフィンは私たちのすべてになりました。

今は13歳になった息子たちは、
よく眠り、よく食べています。
この1年で、息子たちも大きく自信をつけました。

一緒にすごす時間も増えました。
明るくなりました。

自閉症の子だと、できないことがたくさんあって問題になることがよくあります。
しかし、サーフィンではそうしたことを取り払ってくれました。

ビーチになって、子どもたちを応援しているときは、魔法にかかった気分になります」

2015年にクリス・アンタオがノームを設立しました。
海のセラピー効果とサーフィンで、人を助ける。
とくに発達障害の子どもの支援に力をいれています。

米国ではPTSDや不安症、うつ病の退役軍人の治療にも用いられており、英国を拠点とする「ザ・ウェイブ・プロジェクト」は「精神的不健康のリスクを抱える子どもや若者に有効な治療法である」といいます。

アンタオはこう言います。

「すべての子どもたちにサーフィン・セラピーは有効だと考えています。
なかでも最も私たちが力をいれているのは、発達障害の子どもたちに対してです。
多くの自閉症の子どもたちと、ダウン症、ADHDの子どもたちも参加しています」

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アンタオは、インターナショナル・サーフィン・アソシエーションからアダプティブ・サーフィン・インストラクターの資格を取得しており、ADHDと診断されないまま育った彼自身がサーフィンの力を証明しています。

「サーフィンに出会ったとき、私は安らぎを感じました。
このときばかりは、集中して心を落ち着かせることができたのです。
サーフィンには力があることがわかりました。
それが、ノームを設立したきっかけです」

アンタオは12歳のときに、父親の出身地であるポルトガルのリスボンでサーフィンを始めました。

「ポルトガルには世界でも有数の波があります。
私はそのビーチを訪れ、このスポーツに魅了されて育ちました。
やがて海に入るようになって、これは私の精神的な健康状態を大きく変えるものだと気づきました」

サーフィンは今もアンタオの助けになっています。

「子どもたちと一緒にサーフィンをしていると、精神的にも肉体的にも、これ以上ない気持ちになります。
子どもたちが光を放つのを見ることができるのは、最高の気分です。これは魔法です」

ノーム・サーフに参加する人は、1歳から38歳までと幅広いですが、多くは14歳以下です。

「私たちは皆、人生で苦難を経験します。
でも、戦うべきではありません。流れに身を任せるべきなのです。
すべての波を止めることはできません。

しかし、波に乗ることを学ぶことはできます。
そして、波に乗ることで、彼らの自尊心が高まっていくのがわかります。

私たちが子どもたちに教えているのは、ボードから落ちてもまた立ち上がる方法です」

グノーム社では、11名の有給のインストラクターと、「Kind Tribe」と呼ばれる約50名のボランティアを雇用しています。彼らには、特別支援教育の教師、看護師、ヨギー、アーティスト、作業療法士、理学療法士、医師のアシスタントなどがいます。グノーム社では、夏の間、子供たちのために無料の「ハッピーキャンプ」を開催し、5月から10月まではサーフィンの個人レッスンも行っています。オフシーズンには、リトルコンプトンとフォールリバーで、ヨガ、屋内サーフィンフィットネス、アートセラピーを行っています。

17歳のゲオ・モットラムは6年前から、ノーム・サーフに参加しています。
今ではインストラクターの認定も受けようとするまでになりました。

幼い頃、ゲオは脳の病気をかかえ、1日に30回もの発作があり、会話が困難で、感覚処理にも大きな問題があり、世界との交流に問題がありました。

「それが、今は子どもたちとのコミュニケーションに役立っています。
子どもたちが抱えるコミュニケーション上の障害は、私がすでに経験したことなのです。

子供の頃はよくいじめられました。
サーフィン・セラピーを始めたとき、私は精神的にかなり荒れていました。

サーフィンをすることで自信がつき、精神的にも素晴らしいものになりました。
学校のことも、あの子が何を言ったかも考えずに、ただサーフィンをするんです」

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この変化は、今ではゲオの生徒たちにも見られます。

「多くの子どもたちの中に昔の自分の姿を見ます。
その子を少しでも助けることができたとしたら。
僕は80歳になってもサーフィン・セラピーを教えたい」

4人の子の母親のホイットニー・センゴレは、自閉症でほとんど言葉を話さない7歳の息子、マサンネ君が大きく変わったことに気づきました。

「学校でも、家庭でも、彼の気分や学業面でも、すごく良くなりました。
座って待つことができるようになりました。
サーフィンから帰ってくると、座ってリラックスし、落ち着けて、集中しています」

ノーム・サーフは現在、国際サーフセラピー機構による世界規模の試験的な研究に参加しています。
この研究は2022年に”Global Journal of Community Psychology Practice”に掲載される予定です。

(出典・画像:米Boston Globe

サーフィンいいですよね。

私もずっとやってみたいと思いつつ、もうどれくらい経ったのやら。

うちの子も小さな頃から水が大好きです。

一緒に海で遊んでのもずっと昔になってしまいました。

来年は、海やプールに連れていきたいな。

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(チャーリー)

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