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「自閉症の子は熱を出すと問題行動が減る」そんなことはない

time 2022/05/22

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「自閉症の子は熱を出すと問題行動が減る」そんなことはない

自閉症の子のほとんども、自閉症でない子と同様に、熱が出ると社会性が低下し、コミュニケーションが希薄になり、イライラしやすくなることが、新しい研究で明らかになりました。

子どもは病気になると疲れて不機嫌になることが多いですが、発熱が一部の自閉症の子の行動障害を緩和するということがこれまでに報告されています。
2017年の研究では、17パーセントもの自閉症の子が熱を出すと穏やかになり、より社交的になったと伝えています。

しかし、その研究は、行動の改善を見出すことに偏っていた可能性があると、今回の新しい研究を主導した米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の精神医学・教育学のキャサリン・ロード教授はこう言います。

「その過去の研究に参加した親たちは、研究者たちが発熱時の行動の変化を調査していることを知っていたために、それにあわせて報告する傾向が強かったかもしれない」

新しい研究では、ロード教授の研究チームは、2歳から7歳の141人の自閉症の子と103人の自閉症でない子からデータを収集するために、より偏りのない方法によるアプリを設計しました。

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研究チームは、ほとんどの子どもが健康なときよりも発熱しているときのほうが、幸福感、活動性、社会性が低く、そのマイナスの変化は自閉症の子ではより顕著であることを発見しました。

しかしこのことは、発熱時の行動改善が一部の自閉症の子にも起こらないことを意味しないと、今回の研究発表を行った、ロード教授の研究室のキャサリン・ビルンは言います。

「この現象の性質はまだよく理解されていません。
しかし、ほとんどの自閉症の子にとって標準的な現象ではない可能性が高いです」

今回の研究では、子どもの健康状態に関わらず、週に3回、スマホのアプリを使って子どもの行動や体温を報告するよう保護者に依頼しました。
また、子どもが熱を出したり、旅行に出かけたりと、普段と違うことが起きたら、アプリに書き込むよう親に頼みました。

その結果、過去の研究とは異なり、発熱に伴う行動の変化を示す手がかりは見つかりませんでした。

むしろ大多数の親は、発熱時にはよりマイナスな行動をとることを報告しました。
また、発熱しない病気ではそのような行動の変化は報告されませんでした。

「発熱中に起こっていることが何であれ、行動の変化には影響を与えています」

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しかし、注目すべきは、3人の自閉症の子については、この傾向に逆らったことです。
このことは、自閉症の子たちの中には、異なる反応をする子がいることが示唆されます。
しかし、このような行動の改善を示した子たちの間には、明らかな特性の類似性は見られませんでした。

「3人というサンプル数から一般化するのは常に困難です」

発熱と自閉症の困難な行動の緩和との関連性を調査する今後の研究は、単に方法論の偏りを減らすだけでは不十分であるとビルンは述べています。

「もし、発熱がどの自閉症の人に影響するかを本当に知りたいのであれば、もっと大きなサンプル数が必要です」

(出典:米SPECTRUM)(画像:Pixabay

うちの子は熱が出ても、様子が変わることがほとんどなく、話すこともできないのでなかなかわかりません。

そのため、ひんぱんに体温は測っています。

知ってほしい。自閉症やADHDなどの人がもつ感覚処理の問題

(チャーリー)

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