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自閉症の子の25〜50パーセントが「逃走」を試みる。米国

time 2022/07/04

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自閉症の子の25〜50パーセントが「逃走」を試みる。米国

30年以上前に失踪した男性の運命は、彼の好きな選手の野球カードが彼の失踪直後に高速道路の陸橋の下で見つかっているなどの手がかりがあるにもかかわらず、謎のままです。
ゴードン・ペイジ・ジュニアは1991年にグループホームから行方不明になりました。
ペイジはその年の初めに自閉症スペクトラム障害と診断されています。

ペイジのケースは、自閉症の人とその家族が抱える問題、そしてこの問題に対処するための資源の必要性を物語ります。
自閉症の人は他の人と比べて行方不明になる可能性が高いだけでなく、より深刻な結果をもたらす可能性が高いのです。

自閉症スペクトラムの人の多くは、コミュニケーションや他人との交流に困難を感じたり、学校、仕事、その他の生活領域で適切に機能する能力に影響を与えるような症状をかかえています。

「我々の分析と全米自閉症協会とAutism Speaksのパートナーからの情報では、自閉症スペクトラムの子どもたちは、水辺、車道、交通信号、トラック、サイレン、さまざまなものに、さまざまな理由で引き付けられるようです」

そう、National Center for Missing & Exploited Children(NCMEC:全米行方不明/被搾取児童センター)の行方不明児部門のエグゼクティブディレクターであるアラン・ナナヴァティーは言います。

r4 自閉症の子の25〜50パーセントが「逃走」を試みる。米国

2021年、NCMECに行方不明と連絡された自閉症の子どもは286人でした。
この数は、昨年の27000件の子どもの行方不明報告に対しては小さな割合かもしれませんが、自閉症の子どもの危険リスクは高いため、さらに注意する必要があります。

米国小児科学会が行った調査では、自閉症の子どもの25〜50パーセントが「逃走」を試みると結論づけています。
これは、安全で監視された空間を離れ、水辺や交通などの潜在的な危険にさらされることと定義されています。
多くの場合、この現象は過度の刺激によって起こります。

「一般的に逃走とも呼ばれていますが、実際は徘徊です。
彼らはただ走り、過剰な刺激を受け、自分のいる場所から逃げ出し、そして行方不明になるのです」

このような事例の発生に備え、NCMECは全国にコンサルタントを配置し、行方不明の自閉症の子どもを捜索する際に警察当局に通知し、支援しています。
しかしそれでも、自閉症の子どもがいなくなった家族の中には、悲劇的な結末を迎える人もいます。

r2 自閉症の子の25〜50パーセントが「逃走」を試みる。米国

今年初め、ジョージア州のアパートで、自閉症の4歳児が親戚を訪ねている間に逃走しました。
この少年、キウス・ウィリアムズは、翌朝、近くの池で死亡しているところを警察に発見されました。

アメリカでは2011年から2020年にかけて、1516人の自閉症の子どもがNCMECに行方不明になったと報告されています。
行方不明と報告された子どものうち、64人が遺体で発見され、その84パーセントの死因は溺死でした。

「全米の水泳センターでは、こうした子どもたちに水泳を教えることで、リスクを最小限に抑え、できれば軽減したいと取り組んでいます」

そう、NCMECのナナヴァティーは言います。
子どもたちが行方不明になった場合には一刻を争います。

「事態が起こる前に、家族やコミュニティが一丸となって準備をしておくことが重要です」
子どもが行方不明になったら、まず警察に電話してください。
その後、NCMECに連絡してください」

自閉症スペクトラムの子どもたちの約70パーセントが、6カ月以上行方不明になっている「長期行方不明者」に分類されています。

見つかった子どもの最長行方不明期間は3年弱です。
捜索期間が長ければ長いほど、行方不明者が生きて発見される確率は低くなります。

「私たちが警察官に話していることのひとつは、養育者にしっかりとした聞き取りをすることです。
なぜなら、養育者は、そのきっかけや刺激、その子が何に惹かれるかを知っているからです」

そう、ナナヴァティーは言います。
長期にわたって行方不明だった子どもたちが、家族と再会できた例はほとんどありません。

r1 自閉症の子の25〜50パーセントが「逃走」を試みる。米国

しかし、この4月、カリフォルニア州で行方不明になっていた自閉症の子、コナー・ジャック・オズワルドが、約3年ぶりに遠く離れたユタ州で発見されました。

オズワルドは2019年、自宅から姿を消して行方不明となりました。
母親はチラシを配り、ソーシャルメディアに書き込むなど、捜索の手を休めませんでした。
果てしない警察の捜索と複数の目撃情報の可能性の後に、オズワルドはついに発見され、家族のもとに戻ることができました。
ナナヴァティーはこう言います。

「子どもの行動を知ることで、捜索範囲を狭めたり広げたりすることができます。
その子についてわかれば、わかるほど、必要なリソースを判断することができ、より良い結果を得ることができます」

(出典:米Detroit Free Press)(画像:Pixabay

うちの子も小さな頃にいなくなってしまったことが数回あります。

今でも、夢に見ます。

もう大きくなりましたが、それでも走り出してしまうことはあるので、よく手をつないでいます。

恐ろしい瞬間。自閉症の少年が保育園から脱走、車が走る道路へ

(チャーリー)

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