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話すことができない自閉症青年が紹介。QRコードブレスレット

time 2022/09/07

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

話すことができない自閉症青年が紹介。QRコードブレスレット

19歳のミッチェル・ロビンスは話すことができませんが、緊急時には命にかかわる多くのことを伝えられます。

「ミッチェルは自閉症で言葉を話すことはできませんが、言われたことはすべて理解しています」

そう、ミッチェルの父、フィリップは言います。。

ミッチェルは文字盤を使って、指さしで言葉を構成することでコミュニケーションをとっていますが、いつも文字盤を持ち歩けるわけではありません。

また、自分の身元を確認できるネックレスやブレスレットを身につける言葉を話せない人もいますが、それでは危険な状況で役に立つほどの情報をもつことができないといいます。

ミッチェルの「ブレスレット」は、地元で起きた「銃撃事件」がきっかけで身につけるようになりました。

テレビに映し出される混乱を見て、ミッチェルは疑問を抱きました。
「もし自分が、意思疎通のできる誰かを連れていない状況だったら、あるいはその人に何かが起こったらと考えていました」

そう父親は言います。

ミッチェルは、同じような心配をする他の家族の役に立ちたいと両親に話しました。

父親と二人でネットで新しいハイテクブレスレットを見つけました。

「QRコード付きのものです。
もし、彼を見つけた人が携帯電話を持っていれば、QRコードを読み取って、電話番号、アレルギー、服用している薬など、緊急時に必要なすべての情報が載っているページを見ることができます。
このブレスレットは、言葉を話せない人だけでなく、あらゆる人の医療通報に使われています」

手首に何かをつけることが、医療の場面で非常に重要である理由はもう一つあります。

「救急隊員は、脈拍を測るとき、必ずその人の手首を見ます」

ミッチェルは、ブレスレットに関する自分の投稿が短期間で多くの人に届いたことを誇りに思っています。

フィリップはこう言います。

「もし、混乱しているような人を見かけたら、まずそのブレスレットを探してみてください。
しゃべれないからといって、頭が悪いとか、わからないということにはならないのです」

ミッチェルは言葉を話せない人たちが充実した生活を送れるように手助けをしたいと考えています。

「一人でも自閉症の人に役に立ったのなら、私は支援者として自分の仕事ができました」

(出典・画像:米CBS CHICAGO

QRコードを手首に。

いいかもしれません。

(チャーリー)


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