
この記事が含む Q&A
- 自閉症の少年と犬の関係性において、どのようなメリットがありますか?
- 犬は少年の安心感や落ち着きを促し、感情の安定に寄与します。
- 耳が聞こえない犬とその少年の絆はどのように深まりますか?
- 犬が少年に寄り添い、無言のコミュニケーションを通じて互いの理解と信頼を築きます。
耳の聞こえない犬、デイブが理想の住処を見つけました。
6歳のピットブル・ミックスは、先日米ミシガン州で行われたビッセル・ペット・ファンデーション主催のイベントに参加しました。
犬のデイヴは、街を歩き回っているところを救助隊に発見され、それまで Humane Society of Midland County (HSMC)のシェルターに保護されていました。
このイベントでは、約2万9千匹のペットに里親が見つかりました。
しかし、残念ながらデイヴはそのうちの1匹にはなれませんでした。
デイヴはシェルターに戻り、里親を待ち続けました。
しかし、長く我慢する必要はありませんでした。
イベントのすぐ後、14歳の自閉症の少年、ウォーカー・クシノーがFacebookでデイブの写真を見て、家に連れて来ようと決心したからです。
ウォーカーの母親であるミンディ・クシノーはこう言います。
「息子が歩いてきて、『ミッドランドに行かなくちゃ。そこに犬がいるんだ!』と言ったんです。
そこに耳の聞こえない犬がいて、僕が飼わなければならないと」
ウォーカーとミンディがシェルターに到着すると、デイブが同じように感じていることは明らかでした。
「犬のデイブは息子のウォーカーのすぐそばに来ました。
私たちは、デイブを置いては帰れないと思いました」
それから、ウォーカーとデイヴの絆は、急速に発展しました。
犬のデイブは、ウォーカーが特別な愛情を必要とするとき、すでにそれを察知しています。
「息子のウォーカーがパニックを起こしそうになると、犬のデイブがすぐそばまで歩いてきて、落ち着かせてくれます」
耳が聞こえないデイブは、ウォーカーが徐々に聴力を失っていくのを助けることにもなっています。
ウォーカーはアルポート症候群もかかえています。
目、腎臓、内耳に影響を及ぼすまれな遺伝性疾患です。
「今の息子は、すっかりご機嫌です。
『耳が聞こえなくてもいいんだ、デイブは耳が聞こえないんだから!」
そんな感じなんです」
(出典・画像:米People)
素晴らしい出会いになりました。
仲良く、ずっと過ごされることを心から願っています。
(チャーリー)