私は自閉症です。
子どもの頃、私は変人、気難しいと言われました。
なぜまともに行動できないのかと聞かれました。
仲間や大人から疎まれることもよくありました。
私の行動は悪いことだ、傷つけるものだと言われました。
自分のしていることのほとんどが、ほとんど常に周りの人を怒らせていることは理解していました。
マスキングを学ぶのに何年もかかりました。
それは科学実験のようなものでした。
私は１つ１つ行動を変え、相手の反応を見ました。
私は人々がそれを好むかどうかを確認しました。
相手がそれを好んだと思えば、私は古い行動を隠し、新しい偽の行動を提示するように努力しました。
２０代になる頃には、私はうまくマスキングができるようになりました。
数時間、自分の自閉的特徴をほとんど隠すことができました。
しかし、それは苦しいほどの不安とストレス、そして絶え間ない自己嫌悪を生みました。
このプロセスは、自閉症の人の多くが共感するものです。
相手を喜ばせたい。
本当の自分の一部を出してしまうと，相手が不快に思うことが分かっているからです。
私には常同行動があります。
物事を繰り返します。
刺激したり、手を動かしたり、前後に揺さぶったりします。
また、私は過言語症で、自分の興味のあることについて話しすぎてしまいます。
これらすべてを抑えるには、常に絶え間ない集中力が必要で、説明できないレベルで疲弊しています。
しかし、もし私が自分自身を解放すれば、ほとんどの人は私のことをわがままで変な人だと思うはずです。
私がセラピストとして最もイライラすることの１つは、私のところにやってきた多くのクライアントが、私のソファに座り、他の専門家から「彼らは自閉症には見えない」と言われたと話すことです。
これらのクライアントは、有効で信頼性の高いテスト機器を使ってテストされ、自閉症であることが示されている人たちです。
しかし、精神科医や他の医師やセラピストは、社会が期待する自閉症の明確なバージョンを提示しないので、「あなたは自閉症には見えない」と言うのです。
多くの場合、私のクライアントのほとんどは、私と同じです。
彼らはマスキングを学びました。
すべての人に説明したいのは、この言葉がどれほど傷つくかということです。
歴史的に、自閉症の研究と治療は、両親や介護者を苦しめるような極端な症状を持つ子どもに焦点を合わせてきました。
このため、医療の現場や一般の人の間において、自閉症に対する固定観念が多く見られるようになりました。
そのため、うまくマスキングができる仕事を持つ大人であれば、「あなたは自閉症には見えない」と何度も言われることになるのです。
これは、専門家も非専門家も私たちを無視し、私たちの経験や葛藤に耳を傾けていないことを示すものです。
心が痛みます。
私は、人生の大半を、人間とは全く合わない宇宙人のように感じて過ごしてきた大人です。
私は人間に見えるようにするために多くのストレスと労力を費やし、時にはそれが私を壊しそうになったこともあります。
私の自閉症の診断は、私にとっては啓示でした。
私のクライアントの多くにとっても、同じです。
なぜ自分が宇宙人のように感じていたのか、やっと説明がついたような気がしますし、やっと自分が自分でいられるようになり、自分に恵みを与えることができるようになったのです。
なので、専門家やほとんど知らない人から、自分の人生全体を理解するのに役立った診断がゴミだと言われると、胸が張り裂けそうになるのです。
あるクライアントは、3人の心理学者から完全な心理査定を受けていました。
彼女はこれらの評価に３５００ドル（約５０万円）を費やし、彼女が望んでいたのは、精神科医と両親が「あなたは一生自閉症だったのですね。あなたが苦労してきたことを残念に思います。私は本当のあなたを知りたいのです」と言うことでした。
しかし、これまでに３回診断を受けても、精神科医は彼女を見て、「あなたは自閉症には見えません」と言うのです。
そうでした。どの検査でもそうでした。
彼女はマスキングが得意でした。
彼女は非定型的な特徴を隠して生きてきました。
しかし、仮面の下の彼女は自閉症でした。
自閉症を持つほとんどの人々が何よりも検証を求めています。
彼らはずっと、自分は変だ、変わっている、気難しいと言われてきました。
なぜ普通でいられないのかと聞かれてきたのです。
なので、これらすべてを説明できる、自閉症という診断を受けたとき、それは啓示となります。
一方で、「あなたは自閉症には見えない」という有害な言葉を聞いたときには、それは私たちが聞くことができる最も傷つく言葉なのです。
私は以前からFacebookで発達障害のある女性のグループを運営しています。
このページで何百回もシェアされているミームが一つあります。
それは、誰かが 「あなたは自閉症に見えない」と言ったことに対して、ある女性が答えている写真です。
その女性はこう答えています。
「私は幼い頃に、慢性的で繰り返される児童虐待、感情的な無視、いじめ、仲間はずれ、そして１０年以上続く自閉症というだけの理由で社会的に孤立した結果、自分の存在全体を隠す方法を自分の意志に反して学び、日常的に無意識に仮面をかぶってきました。
長い間 人間として何かひどく間違っていると信じていました。
自分が違うだけで 本当は何も間違っていないのだと理解することができませんでした。
成人期の初めまで、それを受け入れることができませんでした。
だからこそ友人よ。
あなたにとって私は『自閉症に見えない』のです」
このミームは、私たちが自閉症に見えないと言われることについてどう感じるかを要約しています。
これは重要なことです。
何度も何度も共有されているのは、私たちが自分自身を再び好きになるのを助けてくれた診断を、あなたに無効だと言われることほど、傷つくことはないのです。
（出典：米Psychology Today）（画像：Pixabay）
良かれと思って言っていることが、そんなに傷つけているとは多くの人はわかっていません。
こんなふうに捉えられているのだと理解し、気をつけなければなりません。
一方で、傷つけようとする気持ち、悪意はまったくないことも忘れないで頂きたいと願います。
（チャーリー）
