
この記事が含む Q&A
- 特別支援を必要とする子どもや大人のための「ケアリング・サンタ」プログラムはどのような内容ですか?
- 静かで五感に優しい環境での交流や写真撮影の時間を提供します。
- こうしたイベントが発達障害の子どもや家族にとってどのような意味がありますか?
- 混雑やプレッシャーを避け、安心してクリスマスの思い出を作ることができる点が大きな意義です。
サンタクロースが特別支援を必要とする子どもや大人の家族が予約制の「ケアリング・サンタ」プログラムを通じて、特別な交流を持ちました。
クリスマスとサンタクロースのが大好きな息子のスティーブンにとって、この体験が大きな変化となったとリンダ・ケイは述べています。
「息子はクリスマスツリーが立つのを待っています。
そして、サンタに会うことを毎年楽しみにしています」
10歳のスティーブンは自閉症です。
3歳になる前に自閉症と診断されました。
サンタと写真を撮るのは簡単なことではありませんでした。
「とくに幼いころは、ショッピングモールの混雑は息子にとっては過酷なものでした」
今では、ショッピングモールで開催されるケアリング・サンタでセントニック老人に会うのが恒例となり、スティーブンは毎年熱心に訪れています。
「プレッシャーがありません。
必要なだけ時間をとっていいんです。
息子がまだ小さかったころは、サンタに近づく前にクリスマスの飾りを全部見て、触って回ることができました」
日曜日に、サンタは90分以上、静かで五感に優しい環境でゲストと一緒に過ごしました。
スティーブンの家族は、いつも写真撮影の日の朝にサプライズで発表します。
「息子は走り回って、
『一番いい服を着なきゃ』って。
『髪も直さなきゃ』
そう言っていました」
毎年恒例の魔法のような瞬間は、スティーブンにとって世界一大切なものなのです。
サンタはスティーブンと妹のセラジェーンと一緒に本も読みました。
「リラックスしていればしているほど、いい写真が撮れます」
そう母親のとケイは言います。
サンタクロースはクリスマスイブまでずっとショッピングモールにいて、家族と写真を撮ります。
(出典・画像:米News4JAX)
アメリカの人にとっては、サンタと一緒にいる子どもの写真を撮ることは本当に大切なことのようです。
まわりに気兼ねなくこうした機会が得られるのは本当にうれしいですね。
(チャーリー)