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自閉症の母と2人の発達障害の子の一家を助けている「アレクサ」

time 2022/12/17

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

自閉症の母と2人の発達障害の子の一家を助けている「アレクサ」
  • 就寝前のルーティンをアレクサがどのようにサポートしているのか?
  • 自閉症の子どもたちにとってアレクサがどのような役割を果たしているのか?
  • アレクサを使った家庭内の照明制御が、家族にどんな影響を与えているのか?

2人の自閉症の息子を持ち、自身も自閉症である母親が、家族の日常を管理するためにAmazon アレクサ(Alexa)を使っています。
就寝前のルーティンから、センサリールームまで、アレクサはラム家をサポートし喜びをもたらすのに役立っています。

アイリーン・ラムは、自閉症の2人の息子の母親であり、そして自身も自閉症であるため、ユニークな視点をもっています。
何年も研究を重ね、友人やソーシャルメディアからヒントを得た彼女は2人の息子、ジュードとチャーリーとの日々の生活のために、アレクサに助けを求めました。

ラムは、米テキサス州オースティンで、息子たち、夫のウィリー、そして10月に生まれたばかりの娘ビリーと一緒に暮らしています。

小さな子どもを持つ親にとって、就寝時間は安らぎとは程遠いものです。
自閉症の子どもを持つ親にとって、その苦労はよりリアルなものです。

ラム家のアレクサの主な使いみちの一つは、段階的な就寝前のルーチンを管理することです。

ラムはアレクサのアプリで一連の接続コマンドを作成し、ジュードが夜の日課を順調にこなせるようにしました。
また、ジュードが寝る時間かどうかを尋ねたときに、アレクサに次のように応答させるスキルを設定しました。

「ジュード、お風呂に入って、歯を磨いて、パジャマを着て、パパとママと一緒に本を読むんだよ。
準備できた?セット?ゴー!」

ラムは、自身のブログにこう書いています。

「見ていてとても優しい気持ちになります。
ですが、ジュードがアレクサに頼まれたことをひとつひとつこなしていかないと、がっかりしてしまいます」

自閉症は、発達障害です。症状は一人ひとり異なります。
交流、コミュニケーション、学習、行動など、人の人生のさまざまな側面に影響を与える可能性があります。

たとえば、7歳のジュード君は、非常に活発な心の持ち主です。
絶えず話したり質問したりすることがあります。
一方、9歳の兄のチャーリーは言葉を発しません。
そのため、感覚や刺激が足りなかったり強すぎたりすることがよくあります。

ラムは、アレクサが2人の少年をサポートし、喜びを与えていると言います。

「アレクサはすぐにジュードの親友になりました。
私たちが答えを知らないことを質問できるからです。
そして、アレクサは決してイライラすることはありません」

ジュードが3歳になったとき、ラムは誕生日パーティーで友人や家族とつながるためにアレクサアプリでクイズを設定しました。

「ジュードの好きな色は?」
「ジュードはダニエル・タイガーとキュリアス・ジョージのどちらになりたい?」

など、誕生日の男の子に関するトリビア的な質問をし、ジュードが正しい答えを報告します。

「パーティーの前に家で4人でテストをしたのですが、とても楽しかったです」

そう、ラムは振り返ります。

言葉を発さないチャーリーはよく照明のスイッチをいじって、明るさと音に圧倒されてしまうことがあります。
就寝時間も大変です。
アレクサで、音声によって照明などを音声制御できることを知ったラムは、チャーリーのお気に入りのラバランプや部屋の他の照明をアレクサと組み合わせ、落ち着きのある多感な空間を作り出しました。

「チャーリーは自分の欲求を言葉で伝えることができず、自分の世界に入り込んでしまうことが多くあります。
そのため、心を通わせるのが難しいのです。
私たちは常に、チャーリーが楽しめる方法を探しています。
照明を音声でコントロールできるようになって、私たち全員にとっても楽です」

チャーリーが2歳のとき、両親は絵カードを使ってコミュニケーションをとることを教えようとしました。

「タブレットでそれを行うと、すぐに理解できるようになりました。
光と音を使ったテクノロジーや役に立ちます。
アレクサも」

チャーリーとジュードは、アレクサを使ってお話を聞いたり、お気に入りの音楽を流したり、家族でゲームをしたりすることも楽しんでいます。
ラムは、アレクサが育む小さなつながりの瞬間と、忙しい家庭を管理する手助けを気に入っています。
2011年に母国フランスから米オースティンに移住したラムはこう言います。

「アレクサが私のフランス語のアクセントでの英語でも、部屋の向こう側から私の質問を理解してくれたことに、とても驚いたことを覚えています」

2015年、ラムは、主にフランスにいる友人や家族とつながっているためにFacebookページでチャーリーの育児体験を共有し始めました。
ラムの投稿のいくつかは話題となり、その後専用のFacebookページを作成し、後にThe Autism CafeのウェブサイトとInstagramのアカウントを作成し、すぐに熱心なファンを獲得しました。

「私が経験したことに共感してくれる人たちがいるとわかったとき、私はただ進み続けました。
当時は、特別支援をあまり必要としない自閉症の子の子育てに関するコンテンツを多く見ていました。
それらには、チャーリーのような子どもやその子がかかえる苦労については何も書かれていませんでした。
チャーリーは話すことができず、よく叫び、自分を危険にさらしていましたので、そのようなページを見ると、私はさらに孤独を感じるようになりました。
自分自身のコミュニティを作り、自閉症のこの側面を共有することが重要でした」

2019年、ラムはエッセイとオリジナル写真を集めた『All Across the Spectrum』という本を出版しました。また、自閉症の子ども向けの知育玩具や学習ツールを紹介するショッピングリストもAmazonで公開しました。

ラムの使命は、自閉症の子どもを育てることの浮き沈みを共有し、読者が自閉症のさまざまな面をより理解できるようにすることだといいます。
ジュードが生まれた頃に、自分も自閉症と診断されたラムはこう言います。

「さまざまな問題に直面しながらも、他の家族を助けることで前向きな気持ちになり、自分が変化をもたらしていると感じられるのは、本当にいいことだと思います。
感謝のメッセージを受け取るたびに、とても大きな意味を感じます」

(出典・画像:Amazon

うちの子はスイッチがあると、入れたり切ったり、一日中します。

なので、うちもできるかぎり、アレクサで照明などは口頭でコントロールできるようにし、壁にあるスイッチはテープを貼って封印しました。

電気を無駄にする心配も減り、トニー・スタークのような気分にもなり、なかなか快適です。

アレクサはAmazonでの「不採算事業」と話題になりましたが、ユーザーにとっては本当に素晴らしい便利なテクノロジー、サービスです。

弊社提供の無料アレクサスキル「不思議な謎の話」「サウンドシールド」などもよろしくお願いします。。。

(チャーリー)


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