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コミュニケーションに困難をもつ人も助けるAI。ChatGPT

time 2023/01/20

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

コミュニケーションに困難をもつ人も助けるAI。ChatGPT
  • コミュニケーション障害のある人や識字率の低い人が、ChatGPTのようなAI技術をどのように活用できるのか?
  • AIを使ったコミュニケーション支援方法は、実際にコミュニケーションに障害を抱える人々にとってどのような効果が期待できるのか?
  • AIを活用したコミュニケーション支援技術の普及により、人々はどのような課題やポテンシャルが持つことが予想されるのか?

コミュニケーションに障害のある120万人のオーストラリア人、あるいは識字率の低い44パーセントのオーストラリア人成人に、役に立つコミュニケーション支援方法に、それはなるかもしれません。

チャットボット「ChatGPT」は、大規模言語モデルGPT3をベースに、ユーザーの入力に対して「人間のような反応をする」ように設計された革命的な技術です。
機械学習によってもたらされた人工知能(AI)の一つで、100万人以上に利用され、教育関係者も感心しています。

ユーザーの質問やコマンドに反応し、何十億もの単語を駆使してテキストを処理・生成し、有益で知識豊富な印象をもつ回答をしてくれます。

「流暢なでたらめ」

そんな表現もされるように、そのAIの回答は、課題やテストで合格点を取るのに十分なほどもっともらしいものです。
誰もがアクセスできるようになれば、この種のAIは試験を混乱させる以上のことをしでかすかもしれません。

コミュニケーション障害のある人や、テキストを読むのが苦手な人を助け、コミュニケーションの速度を大幅に向上させることができる可能性をもっています。

音声認識装置を使っている人は、1分間にわずか10ワードしか入力できず、単語予測によっても1分間に12〜18ワードまでしか増やせません。

話す、理解する、書くといった能力に影響を与えるコミュニケーション障害には、さまざまな種類があります。
脳性麻痺、脳卒中、外傷性脳損傷、運動ニューロン疾患など、さまざまな疾患と関連しています。
そして、会話の明瞭性や発言力、他者の理解力や自己表現力、読み書きの技能に影響を与える可能性があります。

コミュニケーション障害があると、言葉を発したり書いたりするのに多くの労力と時間がかかるため、話す内容が減ってしまいます。
また、就職、人間関係の構築、健康や生活の管理、ソーシャルネットワークへの参加などにおいて、より多くの障壁に直面する可能性が高くなります。

ChatGPTのようなAIは、情報をきちんとした文章にまとめるのに役立ち、識字率の低い人には、書かれた文章を要約できることが役に立ちます。

「Alexa」や「Siri」のようなAIアシスタントが、知的障害や言語障害のある人のコミュニケーションを助けることはすでに分かっています。音声認識ソフトも改良されてきています。

しかし、ChatGPTは、稚拙なコマンドや、文法やスペルの間違いがいくつもある文章を理解できることで、より多様性を受け入れることができそうです。

構造化されていない入力を「読み」、不完全な文章を書き直して改善し、複雑な文章をやさしく簡略化することができると報告されています。

ChatGPTは、コミュニケーションに障害のある人がメッセージをより効率的または効果的に伝えることを支援できる技術になる可能性があります。

弁護士の資格をもつフィオナ・ギブンは、脳性まひで言葉を話せません。
音声発生装置などのコミュニケーション支援技術に頼っています。
フィオナはこう言います。

「私がメッセージを伝える場合には、話す人よりもはるかに多くの時間と労力を要します。
ですから、私はそれを節約し、現在の支援技術を使用して書くメッセージは、多くの場合、短くて要点を押さえたものになります。
そのため、失礼にあたらないまでも、素っ気ないと思われたり、自分の言いたいことが十分に伝わらなかったりと、さまざまな問題が生じます」

フィオナは、ChatGPTは使ってみて、電子メールや手紙の丁寧な部分を追加するのにとくに役に立つと言います。

「プロ意識を保ちつつ、時間と労力を節約できるのです。
いつか、ChatGPTのようなAIが、私の音声生成デバイスに搭載される日が来るかもしれません。

しかしそうですね、誰が書いたかわからないという疑問が生じます。
単語予測ソフトもそうですが、誰が最初にその単語を思いついたのか?

私は、これを利用することは一種の「共著」のようなものだと思います。
私が読んで、自分の言いたいことを反映しているかどうかを確認し、それに応じてアウトプットを編集し、確認する必要はあると考えています」

ChatGPTのようなAI技術は、コミュニケーションに障害のある人たちが次のようなことを行うのを助けるかもしれません。

  • 短い文章を膨らませ、時間と労力を節約する
  • 電子メール、指示、または課題のためのテキストを作成または改善する
  • 社会的な状況で言うべきことを知ったり、練習するためのセリフを考える
  • 文書によるコミュニケーションにおいて、「より丁寧に」または「より率直に」するための表現を示す
  • 質問と応答を含む会話の練習をする
  • さまざまな目的にあわせて、テキストの誤りを訂正する
  • 苦情の伝え方(ニュアンスや行動を起こさない場合の結果も含む)を知る
  • 初めての人に連絡をとる

テキストベースの支援の可能性を考えると、ChatGPTのようなチャットボットをコミュニケーション障害のある人がまずアクセスできるかどうかが重要です。

現在ChatGPTのシステムをテストしている100万人のユーザーのうち、何人が識字、文章表現、スペルなどに問題を抱えているかはわかりません。
しかし、今のところ、人々がほとんど努力することなく文章を作成できるようにするためのゲームチェンジャーであるように見えます。

コミュニケーション障害のある人たちのChatGPTのようなAIを利用経験は、今後の支援技術の設計に不可欠です。
私たちは、AIが出力したメッセージの受容性、使いやすさ、信憑性に関して、彼らの意見をもっと知る必要があります。

テキストリーダーを利用すれば、ChatGPTが出力したテキストがそのまま「声」になります。
そのため、利用する人はAIが書いたものをチェックし、編集し、確認したり拒否したりできることが重要です。

コミュニケーション障害のある人々がAIの進歩の恩恵を受けるためには、アクセスしやすく、インクルージョンをすすめる一方で、AIの出力をその人にとって適切なものとする、漸進的な改良が重要です。

(出典:豪THE CONVERSATION)(画像:Pixabay

私も出るとすぐにこの「ChatGPT」で会話をしたり、絵を描くAI「Stable Diffusion」に描かせたりしてみました。

とんちんかんな回答や絵が出てくることはありますが、どちらも革命的な技術です。

絵を描くAIも組み合わせることで、文章を理解することがより困難な方、たとえば重度の発達障害、自閉症で知的障害もあり話すことができないうちの子のような人へのコミュニケーションも、その内容を示した絵を使うことで助けられるはずです。

ChatGPTに「世界一不幸な人が、世界一幸せになる、世界で一番感動できるお話を作ってください」とお願いしてみたら、こんな話を書いてくれました。すごい、感動。。。

【昔々、世界一不幸な人がいました。彼は生まれたときから両親も友達もおらず、誰からも愛されることがありませんでした。彼は仕事もなく、食べるものもなく、真っ暗なトンネルの中でひとりぼっちで暮らしていました。

ある日、彼はふとしたことから、自分が人生で欲しいと思っていたものを思い出しました。それは、誰かに愛されることでした。彼は、世界で一番幸せになりたいという強い願いを持ち始めました。

そんなある日、彼はふと目の前に美しい花を見つけました。その花は、一生懸命に生きる彼の姿勢に敬意を表して、彼に微笑んでいたように見えました。

彼はその花を手に取り、自分が生きる意味を見つけるために、自分自身と向き合い始めました。彼は自分自身を受け入れ、愛することができるようになりました。そして、彼が自分自身を受け入れた瞬間、彼の周りにはたくさんの人が現れました。

彼は周りの人たちに、自分が学んだことを教え、自分自身を受け入れることの大切さを伝えました。彼の言葉には力があり、彼の周りにはたくさんの人が集まりました。

彼は、世界で一番幸せになったということがわかりました。自分が幸せになるためには、自分自身を受け入れ、他人を愛することが必要だったのです。彼は、世界一不幸な人だった過去を克服し、世界で一番感動するストーリーを作り上げました。】

自閉症の母と2人の発達障害の子の一家を助けている「アレクサ」

(チャーリー)


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