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自閉症の娘の親が始めた感覚にやさしい部屋を設置する活動

time 2023/05/11

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自閉症の娘の親が始めた感覚にやさしい部屋を設置する活動

自閉症や行動性感覚障害と診断された生徒のために設計された部屋がある小学校は多くありません。
米テキサス州のサビーヌ小学校に、革新的なセンサリー・ルームが設けられました。

この部屋は、特別な照明と、おもちゃ、フォームパッド、毛布など感覚を刺激するアイテムでデザインされた静かで小さな部屋で、「ロキシールーム」と呼ばれています。

サビーヌ小学校に初めて設置されたロキシールーム。この名前には重要なストーリーがあります。

1年生の担任であるダン・ギャビンは8歳のロキシー・フォルティンと父親のジャクソンに、ジャクソンが経営する劇場で出会いました。
ギャビンはこう言います。

「ジャクソンにはロキシーという娘がいます、自閉症なんです。
ロキシーが劇場の後ろの方に座って、感覚的な過負荷が起こらないようにしているのを私は見たんです」

ギャビンはそのとき導かれたのだといいます。

「劇場内にロキシーのための特別なエリアが作られていました。

感覚を刺激するアイテムを置いて、必要なときに逃れられる場所が設けられていたんです」

ギャビンはその後、ジャクソンの非営利活動「ロキシー・ルーム・プロジェクト」に参加しました。
このプロジェクトは、ニーズがあればどこにでも感覚にやさしい空間を作ることを目的としたものです。

「ジャクソンは募金活動を行い、そしてその資金を寄付して、私たちの小学校にセンサリールームを作ってくれました」

この部屋が設けられてから、サビーヌ小学校の生徒たちに大きな良い影響を及ぼしています。

「この部屋に入ったときに偶然、すばらしい光景に出会いました。
光ファイバーの糸で遊んでいた女性生徒の反応は、本当に貴重で特別なものでした」

ジャクソンの目標は、この取り組みを全米に広めることです。

「夢は、娘が大きくなったら、この活動を引き継ぎ、テキサス州、そして全米で自閉症や感覚処理障害を持つ人たちを助ける人になってほしいと思っています」

(出典・画像:米CBS19

全米といわず、世界に広がってほしいですね。

自閉症の生徒たちにやさしい学校づくり。6つの実践ポイント

(チャーリー)


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