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「不健康な」体重の自閉症の人が多い、運動と料理で支援。豪

time 2023/05/19

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「不健康な」体重の自閉症の人が多い、運動と料理で支援。豪

健康な体を維持することはなかなか難しいことですが、自閉症の人たちは、他にもかかえる困難からそれはとても難しくなります。

バランス感覚や協調性などの運動能力にかかわる困難は、健康を維持するための課題に拍車をかける可能性があります。

オーストラリア保健福祉研究所の2017〜2018年の数字によれば、障害を持つオーストラリアの5〜14歳の子どもたちは体重超過または肥満である割合が30パーセント(障害のない子どもたちは24パーセント)と高くなっていました。

2020年に英キングス・カレッジ・ロンドンが行った初の大規模な調査では、自閉症の大人は健康体重のカテゴリーに入るよりも、低体重、過体重、肥満という「不健康」な体重とみなされる可能性が高いこともわかっています。

私は自閉症の当事者として、自分の体重と、運動へのモチベーションを維持することに絶えず悩んできました。
パーソナルトレーナーを何人も雇ったものの、結局はモチベーションを上げることができず、結果が出ないことに苛立ちも感じてきました。

現在、運動生理学者のジェイク・ニモは、コーディネーションやバランス感覚を鍛え、モチベーションを維持するためのトレーニングの提供に取り組んでいます。

ジェイクは、私が運動を始めてから有酸素運動能力が大幅に向上し、エネルギーレベルも格段に上がったと、すでに良い変化を感じてくれています。
私の筋力レベルは上がり、動作パターンもより効率的になったとジェイクは言います。

私とのコミュニケーションも欠かしません。
ジェイクとは、運動に対する障壁や、私が楽しんでいること、楽しんでいないことなどについて話してきました。
また、ジェイクが一緒にエクササイズをすることもあります。

このような戦略によって、私は運動をハードでネガティブなものとしてとらえるのではなく、楽しいものとしてとらえることができるようになりました。

パースの北郊で行われている「ストロングサタデーズ」は、障がいを持つ人たちが健康やフィットネスを通じて自信を持てるように支援することをとくに目的としています。
参加者はビーチサイドで、屋外の運動器具や階段を使ってトレーニングします。

自閉症のローマン・ライトは、より強く、より健康になり、より自信を持つために、定期的にストロングサタデーズに参加しています。

「始めたばかりの頃は、階段が怖くて、転ぶのが怖かったです。
今は自信が持てるようになりました」

ローマンは、友人たちと一緒に運動し、その後ヘルシーなランチを共にすることを楽しみにしています。
食糧支援団体の「フードバンク」は、とくに障害を持つ人々が健康を維持するための食事と栄養の重要性を知っています。
最高経営責任者のケイト・オハラは、健康的な食べ物を選ぶこと、料理ができるうようになることを望んでいます。

「障害のある人は、障害のない人に比べて、肥満、糖尿病、口腔内の健康状態の悪化など、健康状態の悪化につながる問題もかかえやすいのです。
私たちの教育や調理プログラムは、このような問題に直接取り組むものです。
残念ながら、多くの健康教育のプログラムやリソースは、障害のある人のニーズに合わせて作られていません。
障害のある人の健康問題に対応する機会は多くないのです」

ジョセフ・バンデラは、フードバンクの料理プログラムに定期的に参加し、とても楽しんでいます。

「ここで作ったものの中で一番好きなのは、ピザです。
いろいろな人といろいろな料理を作る方法を教えてもらって、キッチンで自信を持てるようになりました」

また、ある参加者は、プログラム終了後、地元のサッカーチームのために健康的な食事を用意するボランティアを始めました。

「参加した人たちは、社会的なつながりを深め、新しい友人を作り、このプログラムのセッション以外でも、他の人と交流するようになりました。
このプログラムの効果はすばらしいものでした」

管理栄養士のテーミス・クリッシディスは、キッチンで自信を持てば持つほど、栄養価の高い食事を作れるようになると言います。

「身体的な障害だけでなく、知的な障害も料理をするときに大きな障壁になることがあります。
しかし、キッチンでのサポートや便利な調理器具、スーパーで購入したみじん切り済みの野菜などがあれば、障害のある方でも美味しくて栄養価の高い食事を作ることができます」

オーストラリアのテレソンキッズ研究所のアンドリュー・ホワイトハウス教授は、自閉症の人に肥満が多い理由は複数あると言います。

「偏食のためだったり、薬の副作用で体重が増加する可能性があります」

特定の味、食感、色を持つ食品を避け、特定食品のみを好む自閉症の人は少なくありません。
特定の食品を口にすることを恐れるだけでなく、その食品に触れたり、近づいたりすることさえできない人もいます」

私はというと、ジェイクと関わってから、モチベーションのレベルが上がり運動するのが面白く楽しみになりました。
そして、カルボナーラやガーリックブレッドが大好きです。

(出典・画像:豪abc

うちの子は何でも食べるようになりました。

そして、うちではぐるぐる歩き回り続けていますが、体重は増加傾向。

一緒にもっと外に行かなければと思っとります。

自閉症の子の食事の困難。まずは見た目やにおいに慣れることから

(チャーリー)


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