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自閉症など発達障害の子ども向け動画配信サービス。準備中

time 2023/06/29

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

自閉症など発達障害の子ども向け動画配信サービス。準備中

Poppins は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) と診断された人のニーズや習慣に合わせて設計された、革新的な Netflix のようなストリーミング サービスです。

発達障害である自閉症は、社会的コミュニケーションや交流におけるさまざまな課題、および行動や興味の制限または反復につながります。
自閉症を持つ人は、学習、動作、注意の独特のパターンを示すこともあります。

メディア&テクノロジー起業家のギラッド・パイカーはこう言います。

「すべては私のおいが15歳のときに始まりました。
おいは5歳のときに自閉症と診断されました」

パイカーは、おいがアニメや簡単な子ども向けビデオを何時間も見ていることに気づきました。
それ以上に興味をもったのが、番組のオープニングのロゴと、番組の終わりに流れるクレジットへの注目でした。

「ある日、あるパターンに気づきました。
番組の終わりに流れるクレジットを見るたびに、おいはスクリーンの前に立ち、まるで今まで見た中で最も魅力的な映画であるかのように完全に夢中になっていました」

専門家によると、厳選されたテレビやビデオは自閉症の子どもたちにとって恩恵となる可能性があります。
自閉症の子どもの多くは視覚で学習することが得意です。
視覚的な手がかりを通じて情報をよりよく理解することができます。
テレビ番組やビデオは視覚的な刺激を与え、より理解しやすく吸収しやすい形式で情報を提示できます。

特定のテレビ番組やビデオは、自閉症の子どもたちに、交代、共有、さまざまな状況での適切な行動などの社会的スキルを観察して学ぶ機会を提供します。
これは、社会的なコミュニケーションや交流に苦労している人にとって特に役立ちます。

テレビ番組やビデオは感情を調整するツールとしても役立ちます。
自閉症の子どもたちは、見慣れたビデオや心を落ち着かせるビデオに安らぎやリラクゼーションを感じることがあり、それは圧倒的な感情や感覚入力を管理し、対処するのに役立ちます。

言語スキルを向上させるために作られたテレビ番組やビデオもあります。
それらは自閉症の子どもたちに新しい単語、文構造、ストーリーテリングを体験させ、言語発達とコミュニケーション能力をサポートします。

テレビやビデオを自閉症の子供の日常生活に組み込む際には、節度、適切なコンテンツの選択、親の監督が不可欠であることに注意することが重要だと指摘されています。
そして、子どもたちはそれぞれ個性があるため、スクリーンタイムの潜在的なメリットを判断する際には、個人のニーズ、好み、感受性を考慮することが重要です。

そして、自閉症など発達障害の子どもたちは感覚処理に苦労しています。

「Poppins」 は、独自のビデオ アクセシビリティインターフェイスをもった、動画配信サービスを提供することで、これらに応えます。

「私たちは、特別な子どもたちのための、特別なビデオ ソリューションを作成しました。
関連性があり、年齢に適したコンテンツを提供し、彼らの視覚的な好みに対応したいと考えています」

Poppinsは、Web サイト上のビデオで説明されているように、特別なコンテンツと独特のユーザー エクスペリエンスを組み合わせています。

たとえば、色調整を使用すると、子どもが不快に感じる特定の色をフィルターで取り除くことができ、漫画と線のフィルターを使用すれば動画が漫画風になります。
AIによって、画面の一部分をハイライトするスポットライトや、テレビ内の小さな画面で上映しているかのようにビデオをフレーム化するビルボード機能も可能です。

現在、Poppinsはサービス開始に向けて、準備中です。

「Poppinsを通じて、自閉症の子どもたちは、自分の特定のニーズ、好み、興味に合わせた教育コンテンツやエンターテイメントコンテンツにアクセスできるようになります。
このプラットフォームが自閉症の子どもたちにプラスの影響を与えているのを目の当たりにしました。
テクノロジーには人間の生活を変える力があることを再認識しました」

(出典:米GOOD NET)(画像:Poppins

自閉症など発達障害の子どもと家族に喜ばれる内容の動画を、かかえる感覚の問題にあわせてフィルタやAIによる機能で見やすくして視聴できる、専用動画配信サービス。です。

まだ、始まってはいません。準備中とのこと。

この新しいサービスに水を差すようなことを申し上げてしまいますが、子ども向け教育コンテンツも豊富な、Amazonプライム・ビデオ、Netflix、そしてディズニープラス、など既存の動画配信サービスのアプリにこうしたフィルタ機能を搭載してもらえば、ものすごく多くの子どもと家族がすぐに助かるはずです。
(例えば、iPhoneではiOSに「カラーフィルタ」機能がありますが、親が見る場合、子どもが見る場合で、簡単に見せ方を変えるには、やはりアプリ側での対応が)

どうかご検討ください。

発達障害や知的障害、話せない人を助けるiPhoneの新機能

(チャーリー)


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