発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

自閉症の子どもたちが次回訪問を待ち望む。訪問動物セラピー

time 2023/10/24

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症の子どもたちが次回訪問を待ち望む。訪問動物セラピー

遊び場で、さまざまな年齢や能力を持つ子どもたちが、犬たちや2匹のミニチュアホースと一緒に遊んでいます。
動物と一緒に走り回る子ども、動物を触ったり抱いたりしている子ども、これが動物セラピーの様子です。

米アリゾナの団体「ポージティブ・フレンドシップ」が、身体的、社会的、感情的な問題を抱える子どもたちを支援する学校「プレイスフォー・エブリワンラーニング・センター」に、月に一度、セラピーアニマルを連れてきます。

ポージティブ・フレンドシップは2014年に設立されました。
創設者兼CEOのトーシャ・タープ=ガイタニスは、自閉症の息子の療育において、飼っている犬が参加すると、より効果的であることを発見したと語ります。

「私はセラピストでも教師でもありません。
ただ、息子のように他の人たちが成功してほしいと願っている母親です」

特別なニーズを持つ人々のための教育的および臨床的な日中プログラムを提供する施設が、ポージティブ・フレンドシップ契約し、訓練された動物とハンドラーチームを招いています。

ポージティブ・フレンドシップの2023年の目標は1500人の子どもたちを助けることでした。
それが、すでに22の施設で1600人以上の子どもたちを助けています。

プレイスフォー・エブリワンラーニング・センターに動物が到着すると、子どもたちはすぐに落ち着きました。
シニアマネージャーであるカレン・シールズこう言います。

「動物とのつながりはすべてボディランゲージです。
それを日常生活全体でも、どうに使うかを子どもたちに教えます。
人が話して教えるよりも、動物たちと学ぶ方が効果的です」

子どもたちは動物と深く交流するといいます。

「それは、心の底からのつながりです」

アリゾナ・オーティズムの行動療法士であるダニエル・タルロウスキーは、自閉症の子どもたちに家の中、公共の場、それぞれで適切な行動を教えています。

「犬がきちんと座っているのを見せて、きちんと座ろうと子どもに教えます。
良い行動を示すために動物を使います」

プレイスフォー・エブリワンラーニング・センターのスタッフメンバーであるトリ・リマーは、ポージティブ・フレンドシップの訪問の後、子どもたちの行動に変化が現れたといいます。
そして子どもたちは、次回の動物の訪問を待ち望むようにもなりました。

ポージティブ・フレンドシップでは現在115匹以上の動物を所有しています。
犬、鳥、馬、蛇、アルパカを含む10種類以上の動物たちです。

こうしたセラピーで活躍する動物は、少なくとも1歳以上で、飼い主と8か月以上同居し、最新のワクチンを接種し、行動評価をパスしている必要があります。

ミニチュアホースの2匹、ダンテとダフネは、ロジャーとアーリーン・ルイスが所有しています。
ロジャー・ルイスは、馬は落ち着いた性格と態度を維持する必要があると語りました。

「彼らは何にも反応してはいけません。
それがセラピーホースになる理由です。
ここでエアホーンを鳴らしても、彼らは動じません」

(出典・画像:米THE74

学校や施設に動物たちが来てくれるなんていいですね。

子どもたちが次回訪問を待ち望む気持ちも想像できます。

自閉症やADHDなどの人が楽しめるように。米動物園・水族館

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。