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お店でふれた発達障害の娘への優しさ

time 2016/10/28

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お店でふれた発達障害の娘への優しさ

トラディ・エイカーズと15歳のベスは、イタリア料理の「ジェイミー」のお店にランチに来ました。
しかし、たびたび起きるのですが、ベスが泣き出してしまって注文ができませんでした。
しかし、ウェイターのスティーブ・レブンがベスを安心させて、落ち着かせてくれました。
トラディが言います。
「このジェイミーのお店に初めて来ました。
私たちはしばらく会っていなかった友だちと会うことになっていました。
なので、すぐ来て何をしたらいいのかわかっていませんでした。
スティーブはただ見守ってくれました。こんなに親切で我慢してくれる人を見たのは初めてです。スティーブは急かすようなことは全くなく、ただ待ち続けてくれました。」
ベスが料理を注文すると、スティーブは「ジェイミー・オリヴァー(イギリスの料理家)」の料理本を持ってきました。
トラディに娘の名前をたずねると、手元に持ってから、本を無料でプレゼントしてくれました。
本の中にはこう書いてありました。
「ベスさん。このお店に来てくれてありがとう。スティーブより」
「ジェイミーは今日はここにいないのですが、もしいたらこうするように私に言いますよ。
と言って、本を渡して、スティーブは戻っていきました。
スティーブの親切さに感動しました。忘れることができません。」
トラディは娘のベスを自宅で学習させています。
ベスの発達障害と不安障害のために、学校に行くのが困難なためです。
「私たち家族は、どこに行くか、何をするのか、そういった娘に選択や変化を求める話をするのに、とても苦労します。
しかし、娘のベスにはいろんな経験をしてほしいので、私たちはそれを止めたりはしません。」
ジェイミーのFacebookのページには4500のいいね!がついています。
こう書いてあります。
「私は、今日涙で目がいっぱいになったお店に行ったことを、書かなければならないと思いました。
そのお店でウェイターさんに料理を注文しようとすると、娘は泣き出しました。
何を注文したかったのかわからないと言って。
スティーブというお名前のウェイターさんがまた戻ってきてくれても、娘は決めることができませんでした。
スティーブは娘に、ゆっくりお考えください。注文が決まってからお呼びください。と言ってくれました。
娘がテーブルを離れた時に、私は娘に発達障害があることを伝えました。
スティーブは気にする必要はないと言いました。
何かあったらいつでも、何でも言ってくださいと言ってくれました。
その理解に本当に感謝をしました。
娘が戻ってきて、注文を決めることができてからスティーブを呼びました。
スティーブが娘のところに来ると、娘は「お母さんのペンネ・アラ・ノルマ」を注文しました。
スティーブはそれから、その料理を親切に確認しました。
その後、ジェイミーの料理本をもって来ました。
本を手にしてから、娘の名前を聞いたスティーブに本を返して、5分か10分かすると、スティーブは本を私たちに渡しながら、「本日はこのお店に来てくださいましてありがとうございます。」と言いました。
私も夫も今までに会ったことがないほどの、レストランのサービスを超えた親切な人に出会った瞬間でした。
感動しました。涙で目がいっぱいになりました。
スティーブさんの優しさ、忍耐、娘が少しパニックになっても、気持ちを迎えてくれたことにとても感謝をしています。
素晴らしいサービスをして頂いたお店にまたいきます。
もう、スティーブさんをお騒がせしないようにと思っています。甘えようとは思っていません。」
2012年にお店が開いてから働いているスティーブは言います。
「トラディさんが私をそう言ってくれのには、本当に恐縮です。
私やお店のことをこんなふうに言って下さって、とても感謝をしています。
ご両親も困っている感じがしました。
これは私だけの話ではありません。
ジェイミーさんがそう書いてくださったのは本当に幸運に思います。
私だけでなく、私の同僚たちみんなで、こう書いてくださったことを受け止めています。」
(出典・画像:英Eastern Daily Press
 
穏やかな表情で接しようとしていたものの、わかった瞬間に困惑の表情に一瞬でもなってしまう人をたくさん見てくると、
(そうなるのはしかたないと思います。親になる前は自分もそうだったと思います。)
表情が変わらないだけで、その人には心許せる感じになれます。
ご両親にとって、そういった人を久々に会えたのだろうなと察しました。
外に出ていかないとそういう発見もできないので、どんどんいっしょに外に行きたいですね。
 
応援してくれる取り組みもあります。
発達障害の子どもと家族の外食を助ける活動

(チャーリー)

 


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