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発達障害の子の溺死を防ぐため水泳を教える

time 2016/12/29

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発達障害の子の溺死を防ぐため水泳を教える

メガン・マホニーは、泳ぐことを教えるのに夢中になっています。
彼女は、全ての子ども、発達障害であっても、生きるためのスキルとして、水泳を学ぶべきだと考えています。
トーマス・ジェファーソン中学校の先生である、マホニーは、YMCAと組んで、発達障害と診断されている中学生たちに水泳を教えています。
YMCAの教育アシスタント、ベロニカ・バーガスは、マホニーが中学生たちに水泳を教えたいと相談をしてきた時に、素晴らしいアイデアだと思ったといいます。
「マホニーは喜んで一緒にプールに入りたいと言っていました。また彼女はライフガードの資格を持っていて、発達障害児への先生でもありました。」
6人の生徒が、水泳教室に参加しています。
現在、他の中学校でもこの水泳教室を行うことができるように、また、経済的に恵まれない子どもたちも水泳教室を受けることができるように、助成金を申請しているとバーガスは言います。
「周辺の地域の中学生も、スイミングのレッスンが受けられるようにしたいのです。」
近くの、トーマス・エディソンの子どもたちは、水泳教室の費用を捻出するために、自分たちでコーヒーショップを開いているといいます。

「私が最初に、発達障害の子どもたちに教育をしているときに、一番多い死因は溺死であることを知りました。
その時、私ができるなら、まず私の市民講座のクラスで水泳を教えたいと思いました。」
マホニーが教えていたクラスは、市民講座として設けられたもので、話すことを学び、練習することも行っているものでした。
そこで行った水泳の指導を、学校にも広げたいと考えたのです。
プールで指導にあたる、ダニカ・リンゼイは、この発達障害児向けのスイミングレッスンは、通常のものとは異なるといいます。
「たくさんのボランティアの大人が手伝います。そして、たくさんの時間をかけて行います。」
短期の目標、長期の目標を設定して行います。
水に顔をつけるのも怖い子どもであれば、その日の目標は、水に顔をつけられるようにすることです。
水に入るのが怖ければ、水に入れるようにするのが、短期の目標。
長期の目標は、水の中を歩けるようになることです。
リンゼイが発達障害の子どもたちに説明をします。
やさしい口調で、アイコンタクトをしながら、すると、子どもたちもリンゼイを見るようになっていきます。
また、リンゼイは一緒にプールに入って指導をするボランティアがもっと必要だといいます。
「願いは、全ての子供たちに、死なないために、泳ぐスキルを身に着けさせたいのです。
犬かきでかまいません。溺れないように。」
発達障害の子どもたちに、スイミングを教える、間違いのない、確かな方法はないと言います。
しかし、リンゼイはこう言います。
「私はここで、10年間行ってきました。
私たちには、教えるスキルがあります。
いろいろな子どもたちに教えてきた、たくさんの経験があります。」

マホニーが言います。
「学生たちは、水泳教室が大好きです。
多くの子供たちは、コミュニケーションをおこなうのに困難をかかえています。
しかし、水泳教室の日になると、朝、バスから降りたとたんに、今日は水泳の日?とたずねてきます。」
「リンゼイは、前回のスイミングレッスンの状況から、子どもたちそれぞれの目標を決めます。
何人かの子どもたちの目標は、速く泳ぐことでした。
別の子どもたちの目標は、水に顔をつけることでした。
どちらも、実際にうまくいきました。」
助成金の申請では、マホニーはこう書いています。
「YMCAでは、これまで特別支援が必要な、全ての年齢の子どもたちへのスイミングレッスンを行っています。
しかし、学校に通う年齢の特別支援が必要な子どもたちのスイミングレッスンは分けて行ったほうが、うまくいくと感じています。
というのも、同じ年齢くらいのほうが、子どもたち同士が安心して学べるためです。
学校で、新しい取り組みを行うことで、家族にも役立ち、家族が仲良くなれます。
また、特別支援学校の先生も、スイミングレッスンから受けるメリットがあります。
特別支援学校の先生は、ライフガードの公式な資格を得ることができるスイミングレッスンに参加することもできるのです。」
YMCAでは、特別支援が必要な子どもたちへの水泳教室を長い間支援してきたと、リンゼイが付け加えます。
発達障害の子どもたちが、水に落ちて、溺れることはとても多いと言います。
助成金の申請書には、こう書いてあります。
「実際、発達障害の子どもの死因の91%は、溺死です。
発達障害の子どもたちは、水に強い興味をもち、水辺の周りにいたり、水の中に入っていきます。
その理由は、水は感覚にやさしく、落ち着くことができるためです。
発達障害の子どもの多くが、感覚に問題をかかえています。
水泳は療育にもなります。
自信を持たせ、感覚に慣れて、不安も少なくします。
何より、水と触れ合い、楽しめる機会を作れるのです。」
そして、リンゼイはこう語りました。
「私たちは水泳からたくさんのことを学びました。
それで、たくさんの発達障害の子どもたちに私たちは役立ちたいのです。」
(出典・画像:米My Central Jersey
米国内の話ですが、
「発達障害の子どもの死因の91%は溺死」
しかし、この記述については米国に関わらない話です。
「発達障害の子どもたちは、水に強い興味をもち、水辺の周りにいたり、水の中に入っていきます。
その理由は、水は感覚にやさしく、落ち着くことができるのです。」
うちの子どもも小さな頃から、本当に水が好きです。お風呂も、プールも、海も。
本当に気をつけなければなりません。

河が近くにある家では、夜になると歩き回る子どものためにこんな対策をしました。
発達障害の娘の安全を守ってくれるベッド

(チャーリー)

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NPO法人Next-Creation様からコメント

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