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自閉症の子供たちは物理的な世界を探求する

time 2017/03/08

この記事は約 4 分で読めます。

自閉症の子供たちは物理的な世界を探求する

子どもたちは、たくさんのことに興味をもって、質問をしてきます。

「なぜ?なぜ?なぜ?」

この探究心が、人間を人間らしくしているのだとも述べられます。

そして、学習することにおいてこれは重要な役割を果たします。
探究心によって、もっと広く知るため、説明ができるようになるために、基本的なことを理解していきます。
そして、世界と自分との関係を知っていきます。

オーティズム・ジャーナルに掲載された、M.D.ルーサーフォードとフランシス・スビエルの論文では、
探究心について、自閉症である子とそうでない子が、現実世界や人間関係においてどう違うのかを伝えています。

それは、自閉症の子供たちは現実、物理的な世界を知りたいと思っているということでした。

ルーサーフォードとスベエルは、自閉症の子、そうでない子の2つのグループに、バランスをとりながらブロックを積み上げるという物理的な作業と、大人にステッカーを要求する社会的な作業をさせて、その作業中に驚くようなことがあった場合の反応を比べました。

自閉症と診断をされた3歳から10歳のグループと、そう診断をされていない4歳のグループです。
年齢は異なりますが、言語、非言語のテストから、精神年齢は同じとされたグループになっています。

最初の実験では、自閉症グループの18人の子供と対照グループの21人の子供が、木のブロックを、立ち上がった犬のようにみえるかたちに積み上げることを学びました。

上手に積み上げることができるようになった後に、それまでの木のブロックと見かけは変わらないものの、とても重いブロックを渡しました。
この重いブロックがあるとうまく積み上げることができなくなります。

これまでとは違うことが起きたときに、子どもたちがどう反応するかを記録します。

他のブロックを探したか?
大人に助けを求めたか?
どうしてうまく積み上げられなくなったのか、大人に質問をしたか?

自閉症の子どもたちは、そうでない子どもたちに比べて、問題を解決しようと探求することがわかりました。

例えば、ブロックを積み上げていたテーブルを触ったり、大人へどうしてうまくいかないのかの質問をしてきました。

これらは、自閉症の人の認知に関する1つの仮説と一致しています。

その仮説では、自閉症の人々は、システムの仕組みを把握しようと「体系化」することによって世界を知ろうとする傾向があります。

この体系化する理解では、「精神的」ではないものを重視します。

そのため、他の人の精神状態を知ろうとするために目を合わせたりすることを行いません。
そうして、自閉症の人たちは社会的なつながりをあまり持ちません。

これは、探究心が、人の社会に比べて、物理的な世界にのみ向けられていることを示唆しています。

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もう一つの実験では、自閉症の17人の子供とそうでない15人の子供を、社会的な作業で比べました。

子供たちは手を出して大人からステッカーをもらいます。

しばらくそれを続けた後、子供たちが要求をしても、大人は無視して、ステッカーをあげません。

この予期しない出来事に子供がどのように反応したかを記録しました。

子供はステッカーをもう一度要求しようとするか?
他の大人に助けを求めるか?
ステッカーを見たり、大人の顔を見たりするか?

この社会的な作業では、自閉症の子どもたちの探究心が、そうでない子に比べて高いことを示す証拠は見つかりませんでした。

自閉症でない子どもたちよりも、行動を示すことが多いことはありませんでした。
もう一度、ステッカーが欲しいと要求したり、大人に助けを求めたり、ステッカーや大人の顔を見ることが少なかったのです。

自閉症の子どもは特定の分野において探究心を持つものの、社会的なことについてはそうではありませんでした。

これらの研究は、自閉症の子どもの探究心についての最初の研究となります。
まだ、しっかりとした結論とはいえません。
少人数の比較な上、人数も違い、実年齢も違い、物理的や社会的な作業の考え方もあるからです

つまり、もっと研究をしていく必要があるということです。
まだ結論を出すことはできません。私たちはそれに向けて歩み始めたのです。

(出典:npr)(画像:Pixabay)

世界を知るために注目する情報の種類が違うということです。

そして、注目する情報であれば、能力を発揮するわけですね。

マイクロソフトが着目しているのも、そういうところです。

マイクロソフトが自閉症の人を雇用する理由

(チャーリー)

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