
この記事が含む Q&A
- 発達障害の人が特定のことに執着することはよくあることですか?
- はい、自閉症の方は一つの興味や趣味に極端に執着する場合が多いです。
- ハンターのように好きなことを仕事にできる可能性はありますか?
- はい、継続的な努力とサポートにより、自分の得意なことを活かして仕事に結びつけることが可能です。
自閉症の人がひとつのことに執着することはよくあることです。
しかし、自閉症のハンター・コールは母親でさえもここまでになるとは思っていませんでした。
「数ヶ月もすれば、他のことに気が向くだろうと思っていました。
しかし、そうなりませんでした」
そう母親のメアリーは言います。
最近は毎日、ハンターの頭の中は「エルビス・プレスリー」でいっぱいです。
数年前まで、ハンターはエルビスの名前さえ聞いたことがありませんでした。
しかし、地元でエルビスを真似たアーティストの演奏を聞いたことがきっかけで、虜になりました。
「本当に大好きになりました。
もう、大好きなんです」
それ以来、ハンターはほとんどすべての時間をエルビスの歌、動き、スタイルを研究することに費やしてきました。
ハンターはこれを仕事にし1年が経ちます。
もう、70回近く公演しています。
最近開かれた、エルビスのコンテストでは優勝しました。
全国大会でも、3位に入賞しています。
しかし、もっとも注目すべきことはそれらではありません。
実はハンターは長年、言葉を話すことがなかったことです。
そのために、いじめにもあい、自尊心も傷つけられていました。
それが、エルビスで全く違う人になったのです。
ハンターはこう言います。
「エルビスは、自分の居場所や得意なことがわからないと感じていました。
私がしたいことは、自閉症であってもやりたいことは何でもできるということを知ってもらうことです」
(出典・画像:米wfaa)
大好きなことを見つけて、今ではそれを仕事にしている。
本当にすばらしいです
そんな出会いができるように手伝えたらいいですね。
(チャーリー)