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発達障害の人にすすめる農村部の環境の良さ

time 2017/07/23

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発達障害の人にすすめる農村部の環境の良さ

世界的に有名な、動物学者であり、発達障害の人として著名なテンプル・グランドン博士を迎えました。
グランドン博士は、畜産業界で仕事を始めたときに、自分が持つ見方や考え方が動物の思考や感情を理解するのを助けてくれたと言います。
グランドン博士は、動物のストレスを考慮した、もっとも人道的だと考えられている屠殺するためのシステムを設計しました。
グランドン博士は、発達障害の人を一括りにして考えないことが重要であるといいます。
「シリコンバレーの企業のトップは、おそらく発達障害の人に含まれます。
一方で、自分で服を着ることも出来ない人もいます。
それらの人、全てを同じように発達障害と言ってしまうので問題があるのです。」
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オーストラリアのビクトリア州に農場を購入した24歳のダニエル・ルッツはグランドン博士のようになりたいと望んでいます。
ルッツは発達障害です。グランドン博士のようにルッツも動物と特別な関係を築けることに気づきました。
ルッツは都会にいた頃はときどき、パニックを起こすことがありました。
この農場では、そんなことはありません。
「私はここで生きている感じがします。
牧場で、牛を見ているととてもリラックスできます。
街にいたころとは全く違います。」
発達障害の人のトレーニングやコンサルタントを行っているニッキ・ウェルツは、農村部では発達障害の人たちにあった生活を送れる機会を提供できるといいます。
「農村部で生活しようと考えた場合に、支援するサービスや機会が十分でないことが懸念されます。
しかし実際に来てみると、自閉症スペクトラムの人や家族には多くのサポートがあります。
農村部に住む人たちのコミュニティーが優しく見守ってくれ、人生をサポートしてくれたり、素晴らしいことがあります。
発達障害の人たちには、外に出て、さまざまな経験をする必要があると考えます。
農村部の環境はぴったりです。」
エリカ・マタンは、著名なグランドン博士のことをよく知らないで、たった500人しかいない町で4日間の講演をお願いしていました。
「よくわからないまま、しでかしてしまいました。
電子メールを送ると、電話をもらえたんです。」
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マタンはグランドン博士がここに来てくれたことで、この地域全体への発達障害についての啓蒙になったといいます。
そして、発達障害があるからこそチャンスがあり、成功することがあることも示されたといいます。
「親たちは、トイレができるように、生きていくことができるように子どもを教えるように言われますが、その後はどうすればよいのでしょうか?
ここにくれば、外に出て、人々に触れ合うことができます。
本当に良いと思います。」
(出典・画像:豪abc
テンプル・グランドン博士はたびたび、欧米のメディアで採り上げられる発達障害で動物学者の方です。
まさに障害ではないことを体現されています。
人とは違うからこそ、動物のことがよくわかるそうです。
 
発達障害の人が野菜を育て、仲間と育つ農園

(チャーリー)


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