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発達障害を「正常でない」と考えず、どう考えているのか理解する

time 2018/03/10

この記事は約 4 分で読めます。

発達障害を「正常でない」と考えず、どう考えているのか理解する

「息子は私たちとは脳の中の配線が違っているようです。
息子は騒音、暗いところ、頭に触れてくる見知らぬ人が苦手です。」

これは、アスペルガー症候群の11歳の息子について母親が書いた最初の一行です。

ソフィー・ビリントンは息子のトリスタンの脳がどのように他の人とは違って働いているかを説明します。

「息子はパターンをすぐに見つけたり、パズルを解くことが得意です。
しかし、何かをしたときの反応などは騒がしくとても大きなものとなります。」

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発達障害は子どもの頃に診断をされることが多いですが、大人になってからそう診断される人も多くなっています。

イギリスでは、成人の約1%が発達障害と診断をされており、増えています。

しかし、発達障害というと、多くは子どもや若者を対象に考えられることが少なくありません。
発達障害が生涯にわたるものであり、すべての年齢の人についてそうであることがあるにも関わらずです。

現在、イギリスには何らかの発達障害と診断された人は約70万人います。
しかし、きちんと診断をされてはいない発達障害の人がもっと多くいると考えられています。

きちんと診断をされていない人は、発達障害と診断を受けた人が受けている支援を受けることができません。
社会生活では、疎外、不安、自己疑念を持ち続けているはずです。

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精神病は、自閉症スペクトラムの人においては、そうでない人に比べて多くなっています。
不安障害やうつ病の割合が高いのです。
この原因は、いじめや「他の人と違っている」と家庭や職場で思われることによる可能性が高いでしょう。

2013年以降、発達障害の定義が変わったことが原因とも考えられます。
以前は自閉症とは別とされていたアスペルガー症候群は現在、自閉症スペクトラム障害の中に含まれています。
そのために、得られるサポートが不明確になったかもしれません。

年齢を重ねてから発達障害と診断をされた人の中には、これまでに差別や偏見に対応する方法を身につけた人もいます。

しかし、みんながそうであるとは限りません。

発達障害の成人は、日常生活で苦しむことが多くあります。
そして、就職をするとき、新しい人と友だちになるようなときに、深刻な困難に直面をすることもあります。

イギリス国民保険サービス(NHS)は、成人であっても発達障害の診断を受けることは、人生をより良くするためのものになると伝えています。
それは、適切な支援を受けることができるようになるはずだからです。

しかし、実際にその支援を受けられるかは別の問題となります。
それは、発達障害と診断をされる子どもや若者が増加しているためです。

成人となってしまった人が、適切な支援を受けるのは簡単ではないでしょう。
長い時間、待たされてしまうようです。

このように、年齢を重ねてから発達障害と診断をされても、偏見や差別的な対応や精神保健上の問題に引き続き直面する可能性は高いと言わざるを得ません。

発達障害を「正常ではない」と考えるのではなく、発達障害の人たちがどのように考えているのかを理解する必要がみんなにあるのです。

私たちがより多くを学び、より多くを変えることで、発達障害の人との社会や日常生活を変えることができるのです。

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(出典:英THE CONVERSATION)(画像:Pixabay

日本でも発達障害と診断をされて、まず「安心をした」という成人の方も少なくないようです。

そうであれば、適切な支援をその後に必要とするものの、まず診断というのは良いのかもしれません。

発達障害と診断されても、「障害」なのかはその方とまわり、社会との関係性で決まるものであって、誰かにとって絶対的に障害ということではないと思います。

話すこともできない重度のうちの子も学校や家では楽しくやっています。家族の私も楽しいです。いろいろ面倒も多いですが、この中では、障害はないといっていいかもしれません。

しかし、学校や家から離れればそうではありません。

うちの子には障害があり、障害者として対応をされる方が安心できますし、実際助けられています。

発達障害といっても人それぞれです。そして行うべき対応は、さらに環境やまわりも関係してくる。

簡単に決めつけないで、みんながそれぞれの人にきちんと向き合うことが必要なんだと思います。当たり前のことですが。

理解されていない女の子の発達障害

(チャーリー)

 

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