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発達障害の女の子は理解されていないと訴える

time 2016/10/23

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

発達障害の女の子は理解されていないと訴える
  • 発達障害をもつ女の子たちが直面する周囲の理解不足に対して、どんな支援が必要なのか?
  • 女性の発達障害の診断過程において、どんな課題が存在するのか?
  • 発達障害の女性が正しいサポートを受けられるようにするためには、どんな取り組みが必要なのか?

発達障害の少女の視点で、発達障害の少女が書いた小説が出版されました。
少女が抱える、受け入れてもらえない、理解してもらえない、周りの世界への不満を自らの手で書くことにしたのです。
リムスフィールド・グランジ・スクール、特別支援が必要な女子のためにつくられたイギリス唯一の学校。
その学校の生徒が、つらく混乱した経験を
「M in the Middle」
というタイトルのヤング・アダルト小説に書きました。
作文担当のビッキー・マーティン先生の助けを受けて。
「女の子も、男の子と同じように発達障害になる。という簡単なことが理解されていれば、
発達障害の女子の人生もよくなるはずです。
私たちは、気持ち悪い、異常、おかしいというふうに言われてきました。」
この学校にいる70人の生徒のうちの一人、フランシスカ・ワレンがそう言います。
「発達障害は男の子だけに起きると考えられてきました。
というのも、発達障害の女の子のふるまい方が全く異なるためです。
女の子は、仮面の下にそれを隠すのです。
病人や自尊心がない人のようなふりをするのです。
本当にそうなのではありません。
しかし、人にはそれはわかりません。」
ワレンは、友だちと校長室に座っています。
他の女の子たちからもたくさんのいろいろな意見が出てきます。
ただ1つ共通しているのは、男の子の発達障害の方が楽だという声です。
「そう、そう、そう!」強く言います。他の女の子も同調します。
「私は弱肉強食の世界で、食べられてしまう存在です。
生きるのは、どうしてこんなに難しいことなんですか。」
12歳のローレン・ミッテルメイヤーが言います。
彼女たちが抱える困難を理解できれば、発達障害への苦闘がわかってくるかもしれません。
発達障害と診断されても、彼女たちの人生は楽になったわけではありません。
女の子の発達障害についての専門家や支援、学問などが実際乏しいのです。
ミッテルメイヤーの両親は、娘をこの学校に通わせるために引っ越してきました。
これは特別なことでなく、他の家族も引っ越してきています。
また毎週末に、400kmの道のりを経て家に帰る通学をしている子もいます。
ミッテルメイヤーが言います。
「私は8歳の時に発達障害と診断されました。しかし学校ではそれが認められませんでした。
私はただの馬鹿な子と理解されました。
発達障害の子の教育についてはわかっているようでしたが、それは男の向けで女の子には適当なものではないと思いました。」

「発達障害診断の崩壊」と呼ばれている、発達障害の診断がされるまでに9年以上も待たされる件について、英国発達障害協会(NAS)では調査を進めていますが、まだ公式なデータは公開されていません。
統計によると、発達障害と診断されるのは男の子に比べて女の子は少ないです。
よく言われるこの研究結果は1943年に書かれたものです。
そして、これでは女の子に比べて男の子の発達障害は4倍も多いことを伝えています。
この後、数年に渡って発表された様々な研究結果をみると、
発達障害の男の子と女の子の比率は、2:1 から 16:1 とバラバラです。
このリムスフィールド・グランジ・スクールの校長、サラ・ワイルドは、発達障害の女の子も男の子と同じくらいいると信じています。
「本気で、同数いると考えています。
ずっと続く男の子の発達障害の症状向けに、診断時のチェックリストやテストが作られています。
一方で女性が見せる症状は全くことなるのです。」
英国発達障害協会(NAS)の2012年の発達障害の方8000人を対象とした研究では、6歳になるまでにアスペルガー症候群と診断された女性はたった8%でした。男性は21%です。
アスペルガー症候群の女性で、11歳までにそう診断されたのはたった21%でした。男性では52%です。
正式な診断をされていない女性も多く、10%もいました。男性では5%です。
女性の発達障害についてのさらなる問題は、本当の症状がわからないため、誤った診断をされるおそれがあるということです。
ワイルドが言います。
「例えば、発達障害の診断の際に、誰かの声が聞こえますか?誰か見えますか?と質問をされると、女性は「はい」と答えます。
それは、その文章、言葉を文字通りにとらえてそういうのです。
そこで、統合失調症や他の精神疾患と誤診断されてしまうのです。」
NASの調査では42%の女性に誤診断があったことを伝えています。男性では30%です。
多くの女性が、成人しても誤診断のままでいます。
誤診断されたり、発達障害と診断がされないと、発達障害への支援を受けることができません。
ひとたび正しく診断をされれば、支援を受けることができるようになります。
NASの調査では、アスペルガー症候群の女性の38%は、他の深刻な精神疾患もかかえています。
摂食障害やうつ病などです。
しかし、今変わろうとしています。
1月に、NASがこの問題に対応するたの、女の子の発達障害についての会議を開きました。
(出典・画像:英ガーディアン

(チャーリー)


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