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発達障害者の7割が精神的問題の経験、2/3は自殺を考えていた

time 2018/03/15

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発達障害者の7割が精神的問題の経験、2/3は自殺を考えていた

ニュージーランドにおいて、発達障害の人の自殺願望と精神衛生上の問題は危機的な状況となっています。
それは、発達障害が直接的な原因なわけではなく、他の人からの扱われ方によるものです。

そう、発達障害の人たちを支援しているボーラ・イェソップは言います。

ポーラ自身もアスペルガー症候群です。
ポーラは発達障害の成人や若者の支援活動を行っています。

ポーラは、研究と自分の経験を通じて、精神的な問題で苦しんでいる発達障害の人がとても多いことを明らかにしました。

「発達障害の人の70%が精神的な問題をかかえたことがあり、2/3の人たちは自殺を考えたことがあります。」

ポーラは自分自身がしてきた経験について、他の発達障害の成人の人たちと話をしてきました。

「話をすると、発達障害といってもみんな違うのですが、同じ問題に直面していました。
いじめや偏見です。

私たちは療育を受けてきました。

わたしたちを笑う人がいます。
私たちが発達障害であることよりも、療育を受けていることを見て、そうする人がいるのです。

私は、子どもの頃から大人になるまでの間に、悪い子、いたずらをする子、なまける子、頭が足りない子、何をするのも遅い子、そして奇妙な子と言われてきました。

学校では、他の子どもたちからだけでなく、先生からもいじめられたことがあります。
私には厳しい愛が必要だと書かれていました。

私が悩んでいたときは、うつ病になっていました。
最初に自殺をしようと思ったのは14歳のときでした。

お酒を盗んで飲むようになりました。
15歳で大麻を吸い始めました。

すべてから逃げたかったのです。
生きることがとても困難でした。そして脱出することができませんでした。」

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ポーラは多くの人に、そう自分の経験してきたこと、発達障害の子が成長していく間の困難を伝えます。

ポーラが、自分の話を私たちの話としているのは、自分が経験してきたことが、他の発達障害の人の多くにも共通するところがあるからです。

「子どもの頃は、他の人を理解することができませんでした。
言葉には表せられない、コミュニケーションの手がかりを見つけることは私にはできませんでした。
友だちを作る方法もわかりませんでした。

また、言葉を聞いても、本当の意味は理解することができませんでした。
声色の違いもわかりません。
また、声が大きいと聞くこともできませんでした。」

聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚のいずれにも感覚の問題をかかえていました。

また、特に苦手な特定の音もありました。

「私の隣で、ポテトチップスの袋を開けないでください。
私はその音が大嫌いです。
また、コンピューターや電化製品から聴こえてくるノイズも苦手です。

蛍光灯も苦手です。
服についているタグにもいつも悩まされました。

体のバランスをとるのも苦手でした。
空間認識もよくできていなかったため、よく出入り口にぶつかっていました。

睡眠の問題もありました。
不安やトラブルにいつも悩まされていました。」

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大人になったポーラも、もちろん発達障害であることに変わりはありません。
これからもそれは変わることはありません。

しかし、今は発達障害であることを誇りに思っています。

感覚の問題やその他の発達障害であることから生じる問題に対して、ポーラはそれらを減らすための方法とテクニックを身に付けてきました。

「たとえば、私は口で言われても覚えることができません。
そのため、どこにいるときでも、かならずノートやペンを持つようにしています。」

ポーラは発達障害の人たちが、世界に適応しなければならないと考えていました。
しかし、必要なのは世界が変わることだと思っています。

「私の考えはとても簡単なものです。

多くの人にもっと理解をしてほしいのです。
発達障害である人が、ずっと変わろうと思って生きていく必要はないのです。

発達障害である私たちには、まわりの人々の態度を変えることが必要なのです。
それは、発達障害への治療に必要なのではありません。

自分の気持ちを守るためです。
まわりの人たちによって、与えられるストレスを治療するために必要なのです。

精神的な問題を抱えている発達障害の人のまわりの人に、その人の苦しみを知って欲しいと私はアドバイスをしています。
その人がどんなふうに扱われているのか、その人がどう感じているのか、それをまず聞いてあげてください。

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私たちはまた、発達障害の子を他の発達障害の子に紹介することで、自分のような子どもが他にいること、仲間がいることを教えることができます。

インクルーシブでの学びは、発達障害の子が変化しなければならないということではありません。
まわりの子どもたちが、受け入れることを学ぶのです。

発達障害の子には、他の子どもと自分が違うことを肯定的に理解できるようにする必要があります。

どれだけユニークで素晴らしい存在なのか、有名な発達障害の人の名前をあげて話をしてあげてください。
よりよく生活できるように、自分を肯定的に思えるようなことを、小さなものでもかまいません、見つけてあげてください。

発達障害を治そうとするのではありません。
それよりも、すべての人がすべての人を受け入れましょう。

これからの時代には、希望をもてます。
今の子どもたちは、受け入れてくれているからです。」

(出典:ニュージーランドThe Gisborne Herald)(画像:Pixabay

いじめなんて、絶対になくさなければなりません。

みんな違って、みんな同じ。

人それぞれみんな違います。それでいいですし、だからいいと思います。

多くの子どもに見てほしい発達障害のアニメ

(チャーリー)

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