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米国で自閉症児の割合は引き続き増加、59人の子に一人は自閉症

time 2018/04/28

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米国で自閉症児の割合は引き続き増加、59人の子に一人は自閉症

米疾病対策予防センター(CDC)の今回の新しい報告書によれば、米国において自閉症の子の割合は引き続き増加しています。
報告書によれば、2014年時点で59人の子どものうち一人が自閉症でした。

2008年には88人に一人、2012年には68人に一人でした。それがさらに増加したのです。

全米の8歳の子ども、30万人以上を対象した調査結果によるものです。
前回、2016年のCDCの報告書では、自閉症の子の割合は横ばいでしたが、今回は増加を伝えたのです。

「前回の2016年の報告書で、横ばいだったのは一時的なものであったことが明らかになったと言えます。」

そう報告書の作成に関わった米ニュージャージー州メディカル・スクールのウォルター・ザホロディニー教授がいいます。

米国で自閉症児の割合は引き続き増加、59人の子に一人は自閉症 b44

自閉症スペクトラム障害は、コミュニケーション、行動、他者との関わり方に影響を与える神経の発達状態のことをいいます。

なぜ、増加したのでしょうか?

それは、自閉症の子どもが増えたというよりも、正しく診断されることが増えてきたためという見解があります。

今回のCDCの報告書の作成には関わっていない、自閉症科学財団の共同創設者、アリソン・シンガーによれば、マイノリティーを対象にした調査が、役に立っていると指摘します。

これまでの過去のCDCの調査では、アフリカ系やヒスパニック系の子どもたちに比べて、白人の子どもが自閉症である比率がはるかに高いものとなっていました。

しかし最近の調査、報告によれば、マイノリティーの子どもと白人の子どもとで、自閉症である比率は変わらなくなってきました。
これはマイノリティーの子どもたちも正しく診断がされるようになったことを示しています。

米国で自閉症児の割合は引き続き増加、59人の子に一人は自閉症 b2-6

ただ、まだまだ診断が十分になされていないことも報告書からわかるといいます。

例えば、自閉症の子の85%について、3歳のときまでに自閉症であることが疑われる記録などが残っていましたが、3歳の時点で自閉症ときちんと診断された子どもは42%にしかすぎませんでした。

「子どもたちは、できるだけ早く診断されることが望まれます。

親や先生、関わる人が子どもの発達について心配をしても、実際に自閉症であるという診断が遅れてしまっているのです。

自閉症である場合には、療育は出来る限り早く行ったほうが、その後の効果が高いのです。」

そう、シンガーは言います。

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CDCの報告書は、自閉症および発達障害監視ネットワーク(ADDM)がもつ子どもたちのデータを利用し調査したものです。
CDCでは自閉症の子どもたちの健康状態と教育の記録を調べることができる最大で唯一の取り組みだと述べています。

(出典:米LIVE SCIENCE)(画像:Pixabay

「子どもの68人のうちに一人」

よく、これまでの米国のニュースで使われていたフレーズです。

それがこれからは、「59人に一人」に変わります。

これまで、きちんと診断がされていなかった子どもたちが正しく診断されるようになったために、増えたという見解が述べられています。

だとすれば、実際にそういう子たちが増えたというより、見逃すことが減ってきた喜ばしいことだと思います。

うちの子は必要な支援を頂いてきて、親子ともに幸せにすごしてきました。本当に感謝です。

支援を必要としている子どもに、見過ごされることなく適切な支援がなされることを願います。

発達障害とは現在進行系の人類の進化状態

(チャーリー)

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