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発達障害の子の療育に大好きなものを使うのは効果を減らす可能性

time 2018/05/14

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発達障害の子の療育に大好きなものを使うのは効果を減らす可能性

発達障害の子どもは、そうでない子どもと比べると好きなものを目にしたときに我慢することができません。
この自己制御の欠如は、日常生活で問題を起こすことがあります。
オランダのロッテルダムで開催されている2018年国際自閉症研究大会で新たな研究が発表されました。
研究チームは、子どもたちの衝動を制御できる能力を評価するためにタブレットを使ったゲームをしてもらいました。
画面に出てくる画像を素早くタップするものです。
研究チームは、飛行機や列車など子どもが好きなものやおもちゃの画像を加えました。
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発達障害の子どもたちは、自分が大好きなものの画像が出てきたときには、ゲームを正しく行うことができなくなりました。
ニューヨークにあるウェイル・コーネル医療研究所のデンケ・ボス研究員はこう言います。
「大好きなものを見入ってしまって、正しくゲームを行うことができなくなっていました。」
発達障害の子ども62人と、そうでない子ども38人が研究に参加しました。
平均年齢は10歳です。
子どもたちにタブレットに表示されている23の画像から好きなものを選ぶようにお願いをしました。
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表示されている好きなものにはできるだけ早くタップをし、好きではない画像にはタップをしないようにします。
その逆も行います。
好きでない画像にはできるだけ早くタップ、好きな画像にはタップをしません。
発達障害でない子どもたちは、どんな画像を表示しても正しくゲームを行え、正確性に変化はありませんでした。
しかし、発達障害の子どもたちは、大好きなものが画面にあるとうまくできなくなりました。
また、子どもたちのこだわりについても親に質問をして、評価がされています。
ゲームがうまくできなくなった発達障害の子どもたちは、こだわりの傾向が高くなっていました。
一方でゲームができないことと、感覚や運動機能の問題との関連は見られませんでした。
つまり、こだわりが強い子ほどこのゲームが正しくできなくなっていました。
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こだわりと認知との関係についての研究は、これまでほとんどなかったとボス研究員は言います。
この関係性を考慮することによって、ふだんの日常生活で子ども見せる認知能力を、これまでよりも病院などできちんと測定できるようになると考えられます。
またこの結果から、子どもが大好きなものを単純に療育に使うことは、療育を効果的でないものにする可能性が示されます。
療育中に、大好きなものを見つけてしまうと、発達障害の子どもはそちらばかりに気が取られてしまうのです。
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(出典・画像:米SPECTRUM)(画像:Pixabay
発達障害でなくとも、本当に大好きなものが目に入れば、それが気になって集中できなくなることはよくわかります。
その傾向がより強いことをきちんと理解した上で、どう大好きなものを使うかでしょうね。
発達障害の子が大好きな電車で人とつながる

(チャーリー)

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