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言葉は話せないといわれた発達障害の子が今は全国で講演をする

time 2018/06/30

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

言葉は話せないといわれた発達障害の子が今は全国で講演をする

言葉を話すことはないと言われた発達障害の子が、今は話をして、みんなを元気にする人になっています。
ロバート・バートンは3歳のときに発達障害と診断をされました。
家族は、ロバートは話すことはないでしょうと聞かされました。
しかし、早期からの療育などで予想もしなかった成長を見せたのです。
母親のアンナはこう言います。
「息子のロバートが発達障害と診断をされたとき、ロバートはおそらく話すことはできないでしょうと言われました。
しかし、息子と1対1で向き合って、ずっと療育を行い続けたんです。
今や、話せないどころか、たくさんの人の前で話すほどになってしまいました。
息子の人生は大きく変わりました。
息子は英国中で、医師、看護師、教師、親たち、介助をする人たち、そして発達障害の人たちの前で話をしました。
息子は自分の世界から出ていくことが出来ないように思われていたのですが、打ち破ることができたんです。
誰もが大勢の前で話せるわけではありません。
しかし、息子はそれを困難なことと思うこともなくしているのです。」
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ロバートは23歳です。
講演活動をするだけでなくサーフィンをしたり、演技を学んだり、芸術や料理も楽しんでいます。
今は日本語も学んでいます。
ロバートは講演活動を通じて、発達障害とはどういうものなのか、どんな問題に直面しているのか、そうしたことを多くの人に伝えています。
ロバートの話には、ジョークや感動するところもあります。
発達障害と最近診断された子をもつ発達障害についてよく知りたい家族、発達障害の子ども、教師などを主に想定して話をします。
ロバートはこう言います。
「僕は17歳になってから、話ができるようになりました。
発達障害と診断をされた人たちのグループに参加するようにもなりました。
グループで、すごく困難をかかえるチャレンジは、ときどき行う旅行です。
私は眠ることができません。眠らないでずっと話し続けてしまいます。
僕は感覚にも問題があります。
たくさんの音が聞こえます。匂いも強く感じます。
しかし不思議なことに、たくさんの人の前で話すことは、僕は気になりません。
私は話したいことがよくわかっています。
どうして、心配する人がいるのかわかりません。
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僕が話をして、よかったと言われます。
ある看護師さんからは、発達障害の子どもたちの見方が変わったと言われました。
発達障害について知り始めた人たちには、発達障害でも希望があることを知ってほしいと思います。
僕は発達障害について全てがわかっているわけではありません。
けれど、僕は僕の話を通じてベストを尽くしたいと思っています。
僕は学校ではうまくいきませんでした。
本当に失望をして、誰を信じることもできなくなりました。
僕が発達障害で最も困難に感じるのは、嫌いな人ができると、本当にすごく嫌いになってしまうことです。
しかし、これは他の人もそうかもしれません。
僕の夢は、他の人と同じです。
友だちができること、自立して生活できるようになること。
僕たち発達障害の人も、同じ人間です。ちょっと違うだけです。」
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母親のアンナはこう言います。
「子どもが発達障害と診断をされたら、家族にとっては深刻な問題に直面したと思うはずです。
発達障害によるひどい状況について考えてしまうはずです。
しかし、息子が証拠になっています。
発達障害と診断をされても、それが人生の全ての障害となるわけではないのです。」
(出典・画像:英Wales Online)(画像:Youtube
うちの子はお話しすることができません。
しかし、もっと小さかった頃、同じように話せなかったのに今はお話しができるようになった子を知っています。
少し話せるようになっていて、その時は本当に驚きました。
お母さんがとても頑張っていたようにも聞いています。
正直、私はうちの子が2歳を過ぎた頃にどんどん言葉が失っていってから、あきらめていました。
私の向き合い方が違えば、うちの子も違ったかもしれないとやはり思います。
成人でも脳は変化。発達障害の困難は幼児期でなくても改善できる

(チャーリー)

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