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軍や機関で働いた情報セキュリティのプロが発達障害の強みを語る

time 2018/09/22

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軍や機関で働いた情報セキュリティのプロが発達障害の強みを語る

レット・グリーンハーゲンは、人とのコミュニケーションは上手とはいえません。
しかし分析能力に関しては、CIAの諜報のプロでも勝つことは難しいでしょう。
グリーンバーゲンは、アメリカで軍と諜報機関で10年以上働いてきました。
14歳のときに発達障害と診断をされています。
アメリカ国防省での元上司であるケーシー・ハート情報局長、自閉症スペクトラム障害について研究をしているステイシー・テイヤーと一緒にグリーンバーゲンは、ラスベガスで開催された情報セキュリティの世界最大のイベント「Black Hat USA」で発達障害の人たちが、特にサイバーセキュリティの分野で貴重な存在になる可能性を語りました。
現在グリーンバーゲンは、コンピュータセキュリティの商品を提供するマカフィー社でセキュリティの上級研究者です。
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自閉症スペクトラム障害の人たちは、特定のことに集中することができ、他の人が見つけることのできないパターンを見つけることができるといいます。
「私は早い段階で、どうやっても解決することができない問題を見つけることができます。」
サイバーセキュリティのような常に技術が新しくなる分野では、自らの集中力が役に立っているともいいます。
グリーンバーゲンは、政府への仕事を行っているだけでなく、5万人以上の発達障害の人が参加しているソーシャルメディアのグループの運営もしています。
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グリーンバーゲンの元上司である、米国防省のケーシー・ハート情報局長は、発達障害の人の仕事をどうサポートするかだけでなく、人としての関係についてもサポートをしてきました。
「ケーシーのような上司に恵まれていなかったら、私は今現在のようにはなっていなかったはずです。」
ケーシーのおかげで、発達障害の人として能力を発揮でき成功してきたと言います。
「発達障害の人に仕事を依頼したら、それが完了するまで、待つことが重要なんです。」
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10年以上にわたって、自閉症スペクトラム障害について研究をしてきたテイヤーは、発達障害とは同じものではなく、それぞれの人によって異なることを伝えます。
「自閉症スペクトラム障害の人といっても、みんな同じではありません。
そして、高い能力を持っているにもかかわらず就労できていない方も多くいます。」
テイヤーによれば、アメリカでは発達障害と診断をされた大人でフルタイムの仕事をしているのは14%のみです。
そして、コンピュータ関連の分野では雇用されることが多くなっており、自閉症スペクトラム障害の人がコンピュータの分野で成功していることが多いことが研究によって示されていると述べています。
(出典:米GCN)(画像:Pixabay)
発達障害のそれぞれの方が持っている能力、得意なことをきちんと理解し、それが発揮できるような仕事に結びつくようになることがもっと進んでいってほしいと願います。
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(チャーリー)


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