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発達障害の子どもたちが一瞬でどこかへいなくなってしまう危険性

time 2018/10/16

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発達障害の子どもたちが一瞬でどこかへいなくなってしまう危険性

8歳のフレイディ・リヒターはプールで泳いだりしながら、笑い声を上げています。
水泳を学んでいます。
フレイディの父はこう言います。

「息子は発達障害です。
フレイディと弟のアンディがここで学んでいます。私は水泳の教え方を学べています。」

フレイディは、発達障害の子どもたち向けに教えているスポーツプラスのスイミングクラスで学んでいます。

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トム・リニアックが発達障害の子向けのカリキュラムを作り、発達障害の子どもたちが水に溺れるのを防ぐためのスキルを学べるようにこの教室を始めました。

トムと妻のナタリーが、発達障害の息子のジョンが子どもだったころに始めて、もう11年になります。

「発達障害の子どもたちは、本当に水が大好きです。
水に惹かれて、安全について考えないことがあります。」

米国疾病予防管理センター(CDC)は、2016年には68人に一人の子どもが発達障害だと報告しています。
そして、2017年には58人に一人とさらに増加しました。

発達障害の子どもたちは、走り出してどこかに行ってしまうことが少なくありません。
しかし、親はその行動に対して十分に対応ができているわけではありません。

「私は、何度も何度もあの場所を思い出します。」

メアリー・ウィムビは、ある公園にもう一年間以上、近づくことはありませんでした。
恐ろしいことがあったからです。

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「悪夢の場所です。あの日は風が吹いていました。とても寒い日でした。」

2017年の3月、メアリーの娘のサラはメアリーが外で働いている間、ベビシッターと一緒に家にいました。

7歳のサラは発達障害でした。

「娘はまったく話すことはできず、言葉や文章を言うことできません。」

正午ごろ、メアリーに電話がかかってきました。

「警察から、娘が行方不明になっているという連絡をもらいました。

私はパニックになりました。」

サラが一人でどこかに行ってしまったのです。

「娘のコートは家にありました。娘はコートなども着ていないことがわかりました。」

一時間以上たってから、サラが見つかったという連絡がありました。
顔を下に水に浮かんでいました。低体温で命にかかわる状態でした。

「泣きました。目を開けてと言い続けました。」

幸いなことに、サラは一命を取り戻しました。

完全に回復して今は元気です。9歳になりました。

「私たちはその家には5年住んでいました。
それまで、娘が玄関のドアを開けたり出ていってしまったりすることはありませんでした。」

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怖い経験をしたメアリーは、発達障害の子どもがどこかに行ってしまう危険性について誰からも聞くことがなかったといいます。
そして、そういう親はメアリーだけではないのです。

“the medical journal Pediatrics”に掲載された2012年の研究では、発達障害の子の半数以上が4歳を過ぎてから少なくとも1度は家からどこかへ行ってしまったことがあることが示されました。

そして、その研究では驚くべきことも明らかになりました。

半数以上の親が、子どもがどこかへ行ってしまうことに注意したり、それを防ごうとしていなかったのです。

キャサリン・ウィリアムソンは、デイビッドのような発達障害の子どもたちに療育を行っています。

「発達障害の子どものみんなが歩いて行ってしまうわけではありません。

例えば、デイビッドは突然走り出して行ってしまいました。

何が引き金になって、デイビッドをそうさせるのかがわかりません。

私たちがふだん注意していることは、引き金になっていないようでした。」

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今は8歳のデイビッドには、自分の感情をコントールすることを学んでもらう必要がありました。
また、何がデイビッドを走り出させてしあうのかを特定しなければなりませんでした。

キャサリンは、身体的な練習を通じてデイビッドが落ち着けるように助けました。

デイビッドはこう言います。

「僕は音に敏感なんです。なので、トイレの流す音が聞こえたら、僕は耳を覆ってしまいます。」

デイビッドの父親はこう言います。

「最初におかしいと思ったのは、デイビッドが小さかった頃にトイレに連れていくと、それをひどく拒んだことです。
ドアを開けて、すぐに走り去ってしまいました。

発達障害の子どもたちは、一瞬でどこかへ行ってしまうことがあります。
本当によくあることです。」

警察官のロリー・レイエスはこれまでに、行方不明になった発達障害の子を見つけるために取り組んで来ました。

「発達障害の人たちを知っていますか?」

警察官に、発達障害の人への対応方法を教えています。

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発達障害の子どもたちがどこかへ行ってしまう理由には、大きな音、明るい光、自分の欲求をわかってもらえない、などがあるといいます。

そして、発達障害の子どもたちには、行動の結果どうなってしまうのかという恐れを考えることがないといいます。

レイエスは、一週間に子どもの行方不明の通報が2〜5件あるといいます。
しかし、子どもが遠くに行ってしまわないうちに電話をかけてくる親が少ないといいます。

「この夏には、発達障害の人の水死が5件ありました。

私も警察も、このような悲劇を恐れているのです。」

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一命をとりとめたサラの経験から、母親のメアリーは発達障害の子をもつ親に伝えたいことがあります。

「近所の人にふだんから協力を求めてください。

あなたに発達障害の子がいることを知らせてください。

近所の人が、あなたの子を一人でいるところを見たら、すぐに警察に連絡するようにお願いしてください。」

そして、メアリーは今では、二度とあのようなことが起きないように、家のドアをサラが決して開けられないようにしています。

(出典・画像:米WUSA9

うちの子も小さな頃は自宅から、出かけた所から、いなくなってしまったことが何回かありました。

本当に青くなって走り回って探したことが思い出されます。

幸い水辺は近くにありませんでしたが、うちの子も水が本当に大好きなのでこうした危険はよくわかります。

親が防ぐように気をつけることはもちろんですが、一人で外に出歩いている様子が変わった子がいたら、知らない子でも声がけして、警察などに連絡して頂ければとても助かります。

自閉症の子の命を守るために何よりも水泳を

(チャーリー)

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