発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害の子にバスを安全に待っていられるようにと贈られたバス

time 2018/11/17

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発達障害の子にバスを安全に待っていられるようにと贈られたバス

アレキサンダー・カーターは発達障害です。
学校へのバスをいつもベンチに座って、不安になりながら待っていました。
そして毛布をもっていても、そこはとても寒くなる場所です。
ある日、座っていたそのベンチがなくなってしまいました。
代わりに、ベンチのあった場所に2つの座席とハンドルがついた木の板でできた小さなバスが停まっていました
近くに住むパット・ドーガンが、小さなカーターのために作ったのです。
パットは昨年、凍った湖の上でつりをするための小さな小屋を見つけそれを手に入れていました。
釣りをするためにあった穴をふさいで、車のシートをつけました。ハンドルもつけました。
そして、居心地がよいように内装も整えました。
そうしてできたのが、この小さなバスです。
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「私たちは、仲間のようなもの。友だちなんです。」
そうパットが小さなカーターのことをいいます。
パットは現在58歳。先生の仕事をしていました。
パットと妻のミカエラは、高齢となった両親を助けるためにこの地域に移り住み、この地域にあるセンターで子どもたちに教える仕事を今はしています。
妻のミカエラはこう言います。
「夫のパットは、高齢の方と子どもたちに本当に優しいんです。」
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パットはつり用の小さな小屋を持って帰ってくると、板をあてがい黄色く塗り始め、黒いタイヤとヘッドライトを描きました。スクールバスが来ることがカーターにわかるように大きな窓も作りました。
それを見たときのことを、高齢のパットの父はこう言います。
「息子のパットは必要なことを知り、それをしたんですね。
最初は何をしているのかもわかりませんでした。
わかったときにはおどろきました。」
一週間ほど、この小さなバス作りが続きました。
できあがると、あのベンチに代えて置いたのです。
カーターは長い間話すことができませんでした。
しかし、今はパットと話をしています。
「息子のカーターが変わったんです。パットとは話すんです。」
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パットは自分の座席に名前を書いています。
となりの座席にはきょうだいの名前を。
カーターの小さなバス。
もう、寒いところで不安になってバスを待つことはありません。
(出典・画像:米LINCOLN JOURNAL STAR
こんな優しい人がいて、こんな優しい出来事があると、遠くのことでもうれしくなります。
この子も、そしていろいろ不安が多い親も、本当に本当にうれしく、心強く思ったはずです。
こんなに優しい人、こんなことが実際にあって、伝えられることをうれしく思います。
知的障害のおじいさんが素晴らしい家族と一緒に住めるようになる

(チャーリー)


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